◆◇◆ 自Endキャンペーンに参加すること ◆◇◆
安倍晋三が12日に突然、首相を辞任(トンズラ)する意向を表明したことを受け、政局は混乱を極めている。
これを受け、ブログ界では――当ブログも(一応)参加してきた(つもりである)――
AbEndキャンペーン(
「カナダde日本語」の美爾依さんや
「きまぐれな日々」のkojitakenさんらが呼びかけている、安倍晋三政権を異常終了させよう!という運動)が終結に向かっている。
それに代わって
自民党政治を終わらせようという
自Endキャンペーンへの移行が進みつつあるらしい。
事態は基本的に私も希望する方向――予想もしていたが――に展開しているように見えるので、早速、この小さなブログにも
トラックバックピープル・自民党のリンクリストを追加してみた。
しかし、私としては、
安倍晋三の政治生命が終わらない限り、究極的には「AbEnd」とは言えないと考え、当面の間、安倍晋三のリンクリストも同時に掲載しておくことにする。
◆◇◆ 「自民党をエンドさせる」とは?(私見) ◆◇◆
ところで、自民党(政治)をEndさせるということには――自民党がネオリベ・ネオコン政党であることを止めるという、現時点ではほとんど現実的でない選択肢を除けば――大まかに2つの意味があると思う。
一つは、これまで一時的な中断はあるにせよ、60年近く続いてきた自民党による
「政権の独占(寡占)」を終結させ、下野させること。つまり、
自民党政権を、必ずしも永遠にではなくとも、差し当たり否定すること。
恐らく自Endキャンペーンは、少なくとも形式的には、この目的に向けて行われることになるのではなかろうか。
もう一つは、自民党という、
「ネオリベ・ネオコン・国家主義者が、政策や理念というよりも権力的利害によって結び付けられている政党」を分裂・解体させることにより、これらそれぞれ重なり合うところがある3種類の勢力を分断・弱体化させること。つまり、
自民党という組織体を解体・否定すること。
自民党は理念や政策よりも利害によって結合していることに鑑みれば、基本的には自民党が政権を握っているうちは、このような状況になる可能性は低い。政権を持っていながら、すでに維持できなくなりつつあるときか、下野した後にこうした現象は起こるだろう。
ただし、解体後にネオリベやネオコンらが強力な勢力として現れることは、現在から展望できる限りでは、望ましいことではないので、そうした方向に繋がる解体は望まない。その意味で、
「何でもいいからとにかく自民党さえ解党すればいい」という立場では
ない。
なぜならば、
ネオコン・ネオリベ・国家主義の少なくともいずれかが大きな位置を占めるような理念・政策を掲げる政治家たちが政権を握ることに対する否定こそが、私の政治的な立ち位置だからである。
現時点では自民党はこの枠内に収まっているために、私は反対するわけだ。
ただし、細かいことを言えば、ネオリベ的経済政策は支持しうる場合がある。完全雇用が実現している社会でならば、ネオリベ経済政策は支持する余地がある。しかし、現状はそれとは全く合致しない。むしろ正反対であり、当面、こうした状況が実現する見込みはない。その意味で、現実的にはネオリベは否定の対象である。
ちなみに、「市場原理主義」者は、現実に合わないのにネオリベのイデオロギーを振りかざすから「原理主義」と呼ばれるのである。
◆◇◆ 当面のお知らせ ◆◇◆
ここからは「ですます調」で書こう。
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