2005年5月下旬に、ドバイ経由でカイロまで旅行してきた。
旅行記とまではいかないが、今後エジプトに行く人たちの参考になるような話なんかを、これからちょくちょく書いておこうと思う。
滞在した都市はカイロのみなのだが、まずはホテルから紹介しよう。
Dahab Hotel
カイロ新市街の中心、タフリール広場から歩いて5分くらいで、立地条件は非常に良い。エジプトに観光しに行く人ならほぼ誰もが行く『エジプト考古学博物館』へも5分くらいで着いてしまう。
銀行が閉まってもやっている旅行者向けの両替屋も近くにあるし、有名なレストラン「フェルフェラ」もすぐそば、と旅行生活には困らない点がまずお勧め。
で、このホテルの特徴は、何といってもマンションみたいな
ビルの屋上にあること。
部屋から出ると外は青空/星空が広がっているというのが気持ちいい。
基本的にバックパッカー向けの宿で宿泊料金も安い。
ドミトリーなら
一泊10LE(エジプトポンド)つまり、今のレートなら日本円にして
大体180円くらい。今回、5泊したけど50LEだから900円くらいしかかかっていないわけだ。
もちろん、パッカーには有名なスルタンやサファリなどの方が少しだけ安いけれども、立地条件はこっちの方が良さそうだし、相当の長期滞在者以外にはお勧めできる。
このホテルで良かった事、悪かった事を箇条書き風にまとめてみる。
【良かった点】
◆ホテルのスタッフが基本的に親しみやすい。
また、スタッフは英語もそこそこ上手いので、英語ができれば意思疎通は問題ない。
◆泊まっている旅行者の国籍が多彩。(特定の国の旅行者ばかりが溜まる宿というのは個人的にあまり好きじゃないので…。)
◆屋上なので朝など、風が気持ちいい。
(中東建築によくある、中庭のよさが味わえる。)
◆シャワーもトイレもきちんと使える。
(このレベルの宿としてはなかなか良い印象。)
◆すでに書いたけど、立地が良い。
◆これも書いたけど、料金が安い。
(イスマイリヤ・ホテルも立地が良いが、ここよりは少し高く、このホテルより安いスルタンやサファリは立地がここより悪い(と思う)。)
【良いとも悪いとも一概には言えない点】
◆G.W.直後だったこともあり、日本人パッカーには会わなかった。
(ただ、私の宿泊期間の後半には日本人客も泊まっていたようだ。)
しかし、G.W.や夏休み期間などはたぶん日本人パッカーにも会うことでしょう。
【悪かった点】
◆毛布が汗で(?)ベトベトしていた。ちょっと気持ち悪い。
(軽い毛布を持参していたパッカーが羨ましかった。)
◆セーフティ・ボックスというか、
貴重品の管理がずさんなところがある。
(
毎日貴重品を預けたり取り出したりすると露骨にいやな顔をされたりした。また、
スタッフが貴重品の倉庫まで行かず、客に鍵を持たせて出し入れさせることがあり、管理面でやや不安がある。)
この点がこのホテルの最大の欠点だと思った。まぁ、安宿なんて大概こんなものなのかもしれないけど、デジカメ用にデータ保存のためのストレージを持ち歩く身としては、セーフティボックスは結構重要なので、ちょっと辛かったかな、と。
最後の
セキュリティ以外については不満を感じない良いホテルでした。カイロに行く方々の参考になれば幸いです。

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