茶臼岳BC・・・天気、眺望、コンディションに今期ベスト賞!!
いろいろヤマレコなどにも登場する茶臼岳を中心とするバックカントリーコースに挑戦してきました。天気予報では風はあるものの悪くない。今日しかない!ということで、少し遅めの時間でしたが、思い切って出かけます。結果、雲ひとつ無い完全ピーカンの中、今年ベストの山行ができました。なので、今回は写真がいっぱいなのです。
■記録

昔通った旧八幡平スキー場跡。どっちから行こうかかなり迷ったけど、ぐるっと周回コースとし、ここから出発。急登から始まる感じでスタート

うぉ〜!いきなり正面斜面にクラック発見。しかし、自分より10分ほど前に先行したいかにも山慣れしている感じのベテラングループが進んでいるのを見て決断

彼らの後を追えば間違いないだろう。少し距離を置きながら、さっき見えたクラック下の斜面をトラバース。今日一番の難所だ。滑落注意度マックス。なおかつ、上を確認しながら慎重かつ素早く通過・・・

雪質は・・・ほぼ全域ザラメ雪で、先週の三ッ石と違い最高のコンディションでしかも無風。グリップ度非常に高い

青空、飛行機雲、青森トド松。青と白と緑色の濃い目グラデーション

途中、先行のつぼ足ベテラン勢に訊ねる。「オオクロ森はこのルートでいいですか?」と聞いたらば「ダイコク様とエビス様ですよ!」と返答され赤面する。ということで情報も入手できた訳でサッサと追い越し先を急ぐ。ここは大黒森。確かリフトで来た記憶がある

この写真は、自画撮りに苦労する自分を見かねたボードの若者達の一人が撮ってくれたもの。気持ちのいい青年だった。今日はこのまま下ると言う。ありがとうございます!

次は恵比寿森へ。最終目的地の茶臼岳が正面に見える。まだ距離がありそうだ

恵比寿森直下(頂上はよく分からない)。大黒森から続く稜線。実に気持ちのいい路だ

こんなお化けダケカンバも出現。いろいろ楽しませてくれる。この時点での先行者はどうやらアイゼン履いたトレース1人。フドリながら苦戦しているようだ

アイゼンのトレースはいつの間にか見失う。どごさ行くんだべ。裏岩手縦走路に合流し、しばらく登ると茶臼小屋目視!

誰もいなし。少し期待してたんだが。みんな網張に行ったんだろうか。まぁ今日はどこもいいだろうから

茶臼。これどっから攻めればいいのかと少し迷ったが案外楽に行けた

但し、スキーはここまで。少し下にデポするが、ここの斜度半端無い!が、帰りはここ滑らなくてはならないのだ

茶臼到着!この高度感、素晴らしいの一言。迎えてくれたのは言わずと知れた岩手山、そして早池峰が隣にバッチリ見えている

今日は全て見渡せる。モッコ岳とそこから始まる従走路。そして、おお〜あれに見えるは・・・

鳥海山殿ではありますまいか!・・・完璧だ。昨日の雨上がりで空気が澄んでいるのだろう。更に、秋田駒ケ岳の遥か遠くに月山を確認できた・・・と思われる

北側には岩木山、八甲田各位も・・・はっきりくっきりパナカラーである。百名山のうち7つと県内の主だった山は当然見えていますです

とか何とかやっているうちに、下から男女3人スキーチームが登ってきた。挨拶を交わし帰りのルート確認する。雪崩れてもいないし問題は無いとのこと。情報ありがとうございます

で少し休憩した後滑走に入る。急勾配に最初こそ緊張したが、ザラメ雪のおかげで全く問題なし。かなり遊べた。先週とは大違い

こんな感じの中を自由気ままに行けた。やはりどうしても曲げたがる^^

しつこいようだが、モーグラー系の性。だが危険な場所はボーゲンで滑べるのだ

楽しい時間の終わりは、恵比寿沢という赤い水が流れる沢筋に合流

で、最後の最後で落とし穴。実はもう除雪が始まっていて、数百メートルは舗装歩きか〜と一旦凹む。が、道路脇の高い部分は滑走可能なので、道路渡って滑ってきた。助かった

無事駐車場到着。最終的には上のPと合わせ10数台が停まっている。下りは登ってくる人何人かと挨拶した。結構遅い時間に入ってるんだな・・・
■タイム
08:42 旧八幡平スキー場口
09:55 大黒森直下
10:24 恵比寿森直下
11:03 茶臼岳山頂
11:30 下山開始
12:02 登山口到着
※登り 2時間21分、下り 32分
■GPSログ(距離:8.89km、高度の上昇/下降:689m/-689m)

■勝手に難易度指数:23+5(危険度)=28points
■感想、反省等
・いや〜、最高だった!
・その代わり危険箇所いっぱい。
・クラック、35度を超える斜面、踏み抜き、岩場もある。
・茶臼からの下りは沢に落ちないように。
・一番ヤバイと思ったのは除雪された雪の壁。転落要注意。
・古いトレースいっぱいあるので路迷いはないと思う。
・また行きたい!