宰郷山-大欠山・・・御所アルプスを縦走してみる
まずまずの天候なので今日あたり青松葉山方面に登る人多いんでしょうね。自分は相変わらず低山巡りに勤しむこととします^^
今回目指すのは御所アルプスとか繋アルプスと称される宰郷山から大欠山にかけての剣長根縦走コース。とは言え300mちょっとの連結尾根歩きですが。しかしながらこのコース、治水や鉱山として非常に興味深い歴史を持つ山塊なのです。
さっそく阿部陽子さんのIBCトレッキングガイドを聞きながら登山口の猪去方面へ。ちなみに今日の紹介は空雲山でしたね。
■記録

縦走となると戻りの舗装歩きが長いので久しぶりの自転車デポ作戦。御所湖畔の猿田橋付近へ置く

登山口付近は車の停めるスペースが無さそうなので太田テニスコート駐車場をお借りして1Km程歩くことに

しかし何とこの日は地元の堰上げの日だった。リュック背負っておはようございます!・・・ちょっと気恥ずかしい。でも宰郷山の登山道の状況をお聞きできたのでいがったす

やはりここから登るとのこと。お参りしてさて行くか

一時の激しい急登を凌ぐとこんな廃看板があった。盛岡温泉・・・さすがに聞いたこと無い

下方に見える廃屋がそうらしい。今は昔・・・ということはこの辺りに源泉もあったんだ

尾根への取り付き。少々藪だが

直ぐに明瞭な登山道が現れる。基本的に痩せ尾根コース

しかしこの尾根は野生動物の痕跡多発地帯。こんなのを降りるまで数箇所目視。踏んづけないように・・・そして警笛

名も無き第一ピークを越え登り返すとここが宰郷山の頂上。一応ここは岩手の山150の一つ。状況によってはピストンも想定していたが、案外尾根上の路は快適なので行ってみるか

丁寧にピンクテープが導いてくれる

鞍部に折りきると広大な伐採地に出た。意外だった。ここが今日一番の景色。箱ヶ森山頂部が見えている

岩手山方面は・・・雲の中

伐採道が登山道としばらく並行する感じ。当然登山道を行く

振り返って宰郷山。西斜面は伐採現場となっていた

少しギョッとする。なんだかな〜

見下ろせば雫石川。この細長い「剣長根」という山塊は昔氾濫の絶えないこの川の関所のようなものだった。この山中に穴を掘り安定した農業用水を供給したのが鹿妻穴堰・・・らしい。多分。確かに御所ダムの必要性もわかる

何度目かのピークを越え重要なチェックポイントの鉄塔に出る

林道はここでお終い。ここからは登山道一本だ

更にアップダウンし笹を跨いで行くと

八つ目のピーク大欠山に到着!!変化があって長くは感じなかったな。トレランとかに適したコースなんじゃないかな

御所湖を挟んだ対岸に七ッ森。昔は繋がっていた?それが雫石川で分断されたとか?だから大欠山なのか?膨らむ想像。ちょっと休憩

この下りがよく解らなかった。過剰なほどにあったピンクテープが不思議なことに消滅

まぁ、あの空色の猿田橋を目指すのみ。コチラから登る場合は多分迷うんだろうな〜

無事自転車を回収し舗装へ。ほぼ下りなので快適

ダムを見たり

先程の堰上げの堰を見たり

テニスコートに寄ったりしながら無事帰還。なんか満足感

帰り際対岸から一枚撮ってみた。こんな感じで歩いた
■タイム
08:17 太田テニスコート駐車場出発
08:29 稲荷神社登山口
08:33 盛岡温泉廃看板
08:50 第一ピーク
09:00 第二ピーク(宰郷山頂上)到着
09:14 第三ピーク
09:19 第四ピーク
09:27 第五ピーク
09:29 鉄塔鞍部
09:32 第六ピーク
09:35 第七ピーク
09:46 第八ピーク(大欠山頂上)
10:03 猿田橋(自転車デポ地点)
10:18 太田テニスコート
10:20 同駐車場到着
※登り 43分、下り1時間20分(宰郷山から)
■GPSログ(距離:7.93km、高度の上昇/下降:397m/-397m)

勝手に難易度指数:17-3(自転車利用)=14points
■感想、反省等
・尾根に出てしまえば全く迷うことは無いです
・基本細尾根なので切れ落ちている箇所注意が必要です
・どこでも野生動物対策は必要ですね
・フンをフンづけないようにしましょう
・途中伐採地があるので山中という感じは薄いかも
・その分展望もあって気持ちがいい路でした
・さて来週はいよいよ八幡平の開通ですね

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