猫山・・・ススキ野広がる知られざる秀峰
猫山?山渓に掲載されるまで全く認識していなかった山。知る人ぞ知る山。いつかは行ってみたいと暖めていました。本日雲の流れはまだ早いようなので、息子をテスト会場に送りがてら、あえて少し遅めの時間帯に出発です。
この山、お隣り大迫町にあるようですので、割にパッと行けるだろうと踏んでいましたが、登山口までのアプローチが意外に長く、おまけにダート区間は雪道となっていましたので、到着までかなりの時間を要しました。でも、登ってみれば素晴らしい景観を有する山でした。
■記録

R396号で大迫を過ぎ宮守方面へ。途中T字路を合石集落に向け左折し舗装道を7.5Km、林道を4.5Km走りやっと登山口である覗き石へ到着。結構かかった

お〜、既に車が5台。満車となっていた

この時点で積雪10Cm、上の方はもっとありそうなので軽アイゼン装着。余談だがこのスパッツの汚れは先週の那須岳のもの。洗ってないがこの雪で綺麗になるだろう^^

さて行くか。先行者がいると思えば気が楽。トレースを辿ればいいだけ。緩やかに登っていく

久しぶりの雪道。いい感触だな。青い空とぽっかり浮かんだ丸い雲。風は思ったほど強くはない

ここがこの山の売りであるススキ野平原か・・・素晴らしい眺め。岩手山から志和三山、和賀山塊が見渡せる

こんな路を行く。今日の空は一際青い。雪道らしくていいね

眩いばかりの冬の木漏れ日

稜線最初のピーク。親切で新らしそうな案内板

楽しい時間はあっという間。30分程で頂上到着!

すると早池峰オールスターズが。相当入り込んできた感じだったが、ここから近いんだ。山一つ隔ててという感じかな

猫山なので・・・。ここは賢治の世界。風の又三郎の舞台となった山らしいが、又三郎の原型は八ヶ岳の風の三郎からヒントを得ているとか。どこかで繋がっているのかもしれないと勝手に想像を巡らせてみる。ちなみにこのポーズでセルフしてたところを下で食事中の先行グループに見られてしまったかも・・・気づかなかった^^

7名のグループに挨拶をし稜線を南へ行ってみることに。モリブデン鉱山跡地まで行けるかどうか。ダメ元で

聞けば先行グループも途中でルートが解らなくなったとのこと。30分近くもウロつきマーキングを発見し笹薮を急降下するも登り返しが酷そうなので、

この大きな御影石でUターンとする。確かに岩が多くなってきてはいたが無理しない。次回の楽しみに

またウロウロと引き返す

再び頂上へ

そして再び早池峰山。雲の流れで刻々とその表情を変える

東側は牧野?ちなみにこの頂から奥羽山系(西側)は見えない

しばし堪能し下山。気持ちのいいススキ野平原に戻ってきた。この青と白と金色のコントラスト。平原越しに早池峰も見える

ここで先行グループに合流。ツアー?何となく説明を一緒に聞いたりしながらほぼ最後までご一緒させていただく

葉を落とした美しいカラマツ林

今日も無事登山口へ

最後に覗き石を見学。これまた奇岩。真北を向いているらしい
■タイム
11:06 覗き石登山口出発
11:20 眺めのいい平原
11:29 山頂手前ピーク
11:36 猫山頂上
11:50 モリブデン鉱山跡地断念地点
12:05 猫山頂上
12:11 下山開始
12:18 眺めのいい平原
12:37 覗き石登山口到着
※登り 30分、下り 26分
■GPSログ(距離:4.47km、高度の上昇/下降:228m/-228m)

■勝手に難易度指数:10points
■感想、反省等
・短い山行だが思わぬ雪山を歩けてよかった
・さすが有名雑誌に紹介されるだけあってなかなか
・早池峰を望む絶景スポット
・この山も好きな山になりそう
・違う季節にもう一度歩いてみたい
・その際はぜひモリブデンまで