駒頭山・・・強力な助っ人と懸案の山へ進撃!!
この山、とっても近くの山ではありますが、登山ルートの殆どが廃道に近い状態だそうで、ず〜と長いこと敬遠していました。いわゆる先送りですね^^知り合いから情報は聞いていましたし、いろいろ登山口の現地探索もしていましたので、聞けば聞くほど、調べれば調べるほど自分にとっては高難度の山でした。
前置きが長くなりましたが、この状況を打破すべくチームTIGERのH君と計画を練り、そして本日、お陰さまで初登頂を果たしました!パチパチ。
で、とった作戦が軽トラスキー場上陸作戦です。まずは鉛温泉スキーセンター前集合。軽トラに乗り込み、スキー場を進撃します。実は5月にワンボックスで下見しておりましたので、軽トラなら余裕だろうと踏んでました。
■記録

おお!管理用道路がクッキリと見えてる。もっと草ボーボーかと思ってたが、状態悪くは無さそうだ

しかし急勾配を進むにつれ・・・オヨヨ

手入れされていたのは第一リフト半分位まで。途中からはジャングルだった。しかしさすが天下の軽トラ。ゆっくりではあるが着実に進んでくれた

そして無事第三リフト登山口到着!ここまで歩けと言われてもこの夏の盛り今来た道は・・・絶対無理。そしていよいよ出発、心配してた取り付き口はちゃんとピンクテープが導いてくれた

序盤はほぼこんな感じの道が続く。何故か登山道は立派であることの不思議

花は・・・この花(エゾアジサイさん)とH君が見つけた銀竜草さん位しか見当たらなかった

少し藪っぽいが踏み跡はしっかりとしている。たまにこのような人工物も出現するが、基本的に手つかずの静かな山だ

ほぼ五合目に当たるロボット雨量観測所まで来た。ここまで何の問題もない・・・と思っていると

やはりな。大きな笹薮が立ちはだかる。2.5mはあるかな。よく見ると下に踏み跡がハッキリ見えているのでしゃがみ込んで確認しながらなんとかクリア

出口。一応ロストしないように写真をパチリ。何故か藪のところだけピンクテープがない不思議

この後も藪との格闘が続く。ほぼ最後まで笹薮の道だった。ロボット観測所以降は刈り払いはない

しかし、この山の真骨頂はこの見事なブナ林にあり

2次林、マザーツリー、グランドマザーツリーと層を成していて、これまで歩いてきた山々の中でも抜き出ている感じ

何度も現れる偽ピークを超え、ブナと笹薮の道を進む。とにかく進撃あるのみ!

出羽沢と寒沢川への分岐に到着。やっとここまで来たぞ!しかし寒沢川への道は見当たらない。やっぱり廃道になったのか?

後は反転しこの坂を詰めるのみ

駒頭山制覇っ〜!看板沢山あるがことごとく落っこちていたぞ。プーさんの仕業かも知れないな。少し前にでっかい物もあったし

眺望はほぼセロだが、頑張れば早池峰山も何とか確認できるぞ

しかしこの先、出羽沢方面の道は発見できず。ここで行き止まりとなっていた。本当は大展望の963mピークに行ってみたいところであるが、現状では難しいようだ

暑いしH君は午後仕事(すまん!)ということで、一服後即下山することとした。途中岩手山が見えるスポット発見しプチ感動。ほぼ眺望無しの山だったのでかなり嬉しい。メジャーな山々、今日登ってる人いっぱいなんだろうな〜

で、やはりまた藪漕ぎ・・・先頭を行くH君。リュックしか見えないぞ〜。やっぱ3mに訂正だな

お〜。無事軽トラに戻ってきたぞ!下りの方が長く感じたな〜

軽トラに乗り込んでスキーセンターまで戻ってきたぞ!今日も山に感謝しなければ。そして付き合ってもらったH君ありがとう!
■タイム
06:58 スキーセンター、軽トラで出発
07:12 第三リフト降場、軽トラデポ
08:01 ロボット雨量観測所
09:11 出羽沢、寒沢川分岐
09:14 駒頭山到着
09:30 下山開始
10:36 ロボット雨量観測所
11:21 第三リフト降場
11:38 スキーセンター到着
※登り 2時間2分、下り 1時間51分(第三リフト降場から)
■GPSログ
距離:12.8km、高度の上昇/下降:823m/-823m

■勝手に難易度指数
30-6(軽トラ利用)+5(藪漕度)=29points
■感想、反省等
・晩秋か残雪期、タイミング合わず今回の山行となった。
・こんな赤天気にわざわざ駒頭山に登る意味は?・・・
・59座。
あと1座!どうしても登っておきたかった。
・ナメトコ山の熊の題材とされる駒頭山。
・なだらかな山容、見事なブナの森。
・猛暑かと思いきや森の中涼しいくらいだった。
・流石ではありますが、もう一回行こうかと言われても。
・藪漕ぎ練習になった。決してハイキングコースではない^^