仙人山・・・タフな山だったけど残雪期の快調山行!
今日でGW最終日。一昨日の夜だけ崩れはしましたが、基本的にこんなに晴れちゃっていいんでしょうかと不安が募る感じ。伊豆では火山警戒レベル2とか。いつ何時何が起こるかわかりませんが、こんな晴天見逃す訳にもいきません。早速残雪期にトライする積もりだった仙人山に出撃です。R107号経由でガイドブック通り進みます。昨日の愛染山に習い少し遅めの時間に久那斗神社登山口へ。おっ、今日は車が3台とバイク1台停まっている。早速準備し先行者を追いかけます。
■記録

何でもR107号崖崩れのため通行止めとか。しかし、仙人山登山口はその手前なので問題なし。車中から。おお〜やっぱり険しそうだな〜

ここが正規の登山口。「秀衡街道」と書いてある。手を合わせ登山の無事を祈り出発

直ぐに北上線高架下渡渉地点に達する。ここは雪溶け水が2方から合流する地点で、かなりの水量だ。慎重にコケないように

その後北上線を右に見ながら山中へ

すると最初の分岐点。これは、情報によれば右とか左がいいとか書いてあるが、どっちに行っても久那斗神社へは到達するらしいので迷わず右へ

神社までは花街道。カタクリと最近覚えたオオバキスミレ、相方は蕾なので多分ニリンソウ、最後の紫の花はキクザキイチゲさんの模様

途中雪渓混じりの斜面崩壊3箇所あり。ここは気をつけて通過しよう

森の巨人たち100選の姥スギ。デカ過ぎて全ては写真に入らず。見事なものだ。これを守るためさっきの分岐があるとか。であれば表示は欲しい

姥スギの次は久那斗神社到着した。なるほど、ここは昔々伊達藩領土で秋田側からの山越えの峠で横手から平泉へ物資を運搬する重要な路。一方、白木峠は南部藩に属し、和賀川を境に別々のルートで往来した路・・・という事などを勝手に想像しながら通り過ぎるも全くの適当

古の路はここまで。神社左脇の分岐を左折する。すると完璧な登山道に様変わり。ここから急登の始まり

ここは眺めの良い地点の一つ鉄塔広場である。綿秋湖が見える。この辺で団体さんをかわし、バイクの人を追う

第一ロープ場。ここから更に斜度が増す

この山の狭い稜線をとにかく辿っていく。ここは展望台と言われるところ。東側に眺望が開け羽山が見える

最初の雪渓。新芽の葉が一昨日の風に飛ばされ雪の上に散りばめられる

次は新緑のブナ林へ。少しのダケカンバもある。この間も延々と急登の連続

第2ロープ場。進む度斜度が増す気がする。通常稜線に出ればアップダウンしながら行くのだが、ここはアップアップ・・・である

そんな道中癒してくれたツバキさん。疲れも忘れる

最後はこの雪庇がカモ〜ンという感じで迎えてくれる。左下は断崖絶壁。まさかとは思うが、なるべく右側を進むように心掛ける。バイクの人もそうしてた

振り返りかなり飛び出ている。ここ落ちれば先程の崩落地へショットカットする

あれは、多分夏油三山の一角か?残雪が美しい

頂上到着!ここの眺望はほぼゼロでバイクの人と少し立ち話。九州から赴任してるとの事で、「岩手の山60」の話となり今日で59座だそうだ。宮之浦やエベレストの麓まで行った経験もあるとか。ちなみに昨日の愛染で一緒だった釜石の方も九州の人だった。頂上は裏にあるが看板真っ二つ。写真撮ろうと藪漕ぎしタラボの木で腕を擦る。そしたらバイクの人も同じことやってた・・・

帰り道、多くは無いが大シラビソもあった。無事下山できたことに感謝する
■タイム
09:04 久那斗神社登山口出発
09:17 北上線高架下渡渉地点
09:43 姥スギ
09:47 久那斗神社
09:51 鉄塔広場
10:11 706m地点(恐らく展望台)
10:49 仙人山頂上到着
11:05 下山開始
12:08 登山口到着
※登り 1時間45分、下り 1時間3分
■GPSログ(距離:7.73km、高度の上昇/下降:722m/-722m)

■勝手に難易度指数:23+3(滑落度)=26points
■感想、反省等
・侮れない山だった
・久那斗神社からは雪渓付きの赤林山に登る感じ
・左側崖は滑落要注意。笹一枚で見えないところもアル
・雪渓(雪庇)は登りやすいが左に寄り過ぎ注意
・夏山は藪漕ぎ辛そうだ
・秀衡街道は歴史を感じた