2008年5月の写真。白鬚橋を渡る亀戸行きのバスに乗って明治通りをひた走り、京成電車の踏切を越えた先にあるのが“明治通り”という名称のバス停である。京成曳舟駅のすぐ近くにあるので、“京成曳舟駅入口”といった即物的な名称でもよかったと思うのだが、このバス停は“明治通り”なのだ。ちかぢか営業運転を始めることになっているらしい池袋から渋谷までの明治通りの下を走る地下鉄の名称は“明治通り線”ではなくて“副都心線”というのだそうだ。しかし、あれが大阪市営地下鉄の路線だったら、当然“明治通り線”である。御堂筋の地下を走るのは“御堂筋線”であり、堺筋の地下を走るのは“堺筋線”だからである。しかし東京ではそういうわかりやすい即物的な名称をつける習慣がないので、たとえば“大江戸線”などという名称をつけてしまったりする。大阪には“大浪速線”などという名称の地下鉄は存在しない。それはまあいいとして、なぜ“明治通り”という名称のバス停が墨田区の京島とか八広といったあたりにあるのか。その必然性が理解できない。そういうことが許されるのであれば、地下鉄副都心線の池袋−渋谷間の駅名を全部“明治通り”としてしまってもいいはずである。“雑司が谷”も“新宿三丁目”も“明治神宮前”もすべて“明治通り”にしてしまう。そうすれば車掌はいつでも“次は〜〜めいじどおり〜〜”といっていればいいのであるから、駅名をまちがえることもないだろう。そういう地下鉄が開業するのであれば、乗ってみたいような気もする。なお、このネタは、
本篇 の
2006年5月の業務日報 の5月22日の項で使っているもので、それを今回再利用したのである。2年前はバス停の写真を撮影しなかったために、当ブログではなくて業務日報のほうでとりあげたのであった。