2006年12月の写真。三島でとった富士山の写真である。報道によれば、富士山が世界文化遺産の候補になったそうだ。くわしくいうと、ユネスコの世界文化遺産登録に推薦するための暫定リストにニホンの文化庁が富士山を追加したということだが、そういわれても世界遺産に興味のないニンゲンにはさっぱりわからない。山が文化遺産というのも考えてみればおかしな話なので、2007年1月24日付の朝日新聞朝刊の記事を見たら、
“富士山は、日本を代表する名山で信仰・文化の対象となってきた点が、評価された。”と書いてあった。“文化の対象”といわれても理解に苦しむところであるが、TVのニュースでは、“浮世絵などの芸術作品に描かれて”といったようなことをいっていたようだから、そういうことなのかもしれない。しかし、信仰の対象になっていて浮世絵などの芸術作品に描かれていたモノが世界文化遺産に登録されるという前例を作ってしまったら、男女の生殖器も世界文化遺産の要件を満たしているなどと主張する輩が出てきてイカンのではないだろうか。