2006年11月の写真。ヨソの国のことはわからんのだが、ニホンには鉄愛好家や赤煉瓦愛好家はある程度の規模で存在しているようである。しかしコンクリート愛好家というのは目立った存在ではないように思われる。少数派なのであろうか。コンクリート愛好家組織の内部で打ち放し派と塗装派がひそかに暗闘を繰り広げている、などといった話は聞いたことがない。この水道タンク界においても、大谷口と野方には双子の給水塔があって外見はそっくりです
♪、などという言説が横行していたくらいだから、そのへんのところはどうでもいいのかもしれない。写真の物件は、コンクリート愛好家の打ち放し派のかたにおススメの、桐生ではおなじみの元宿浄水場のタンクである。塗装派のかた(その存在を確認したわけではないが)にはおススメしない。