2006年11月の写真。内陸部の伊勢崎でなんで竜宮浄水場という名称なのかと不審に思うヒトもいるにちがいない。実はこのへんは“浦島太郎伝説の地”なのだそうで、竜宮浄水場のそばを流れる広瀬川の河川敷のほうにおりていくと、“龍神宮”という小祠があったりもするのだ。しかしここは海から遠く離れた内陸部なのであるから、タイやヒラメの接待があっていいはずがない、などと考えるのはシロートのあさはかさであって、おそらく昔はオートレース場の近くに一大歓楽街があって、オートレースでボロもうけした浦島太郎は、歓楽街に沈没してタイ人ホステスやフェラ女(フェラメと読む)に有り金すべて巻き上げられたということなのであろう。たしかに、
“ギャンブルの前後左右に竜宮あり” といわれているように、オートレース場と竜宮が一体となって悪場所を形成していたというのなら筋が通っている。