ご無沙汰してます!
PCの調子が悪くて、ずいぶん日があいてしまいました。
お元気でしたか?
さて、最近私はとても嬉しいことがありました。
さかのぼること一昨日、以前舞台でお世話になった方から久しぶりに電話をもらいました。
「明日空いてますか?」
お話を聞いてみると、吹き替えの仕事とのこと。
「うわー!やりたいです!」
とお返事すると、実はもう一人すでに声をかけていて、私はだめだった場合の補欠ということがわかりました。
「わかりました。ご連絡お待ちしてます。」
そう言って電話を切りました。期待しないように、自分に言い聞かせて。
しばらくすると、電話があり、
「ちょっと電話口で、テストで台詞読んでもらえますか?」
メールで送られてきた台詞を練習し、暗記して、電話口でしゃべる時、ふいに緊張して体が震えた。
「もう一人の方と選考するので、すこしお待ちください。」
ああ、こういう場合、私だめなんだよなぁ。傷つかないように、だめもとだと諦めて…
とまた自分に言い聞かせました。しばらくして電話が。
私はふぅっと深呼吸して、電話に出ました。
「ななえちゃん」
「はい。」
「今回」
「ええ」
「ななえちゃんにお願いすることにしました。」
ありがとうございます。こんな機会を与えていただいて、本当に、本当に、本当に嬉しかった。
次の日一時間も早くスタジオについて、辺りをうろうろする私。
表現のお仕事。私がずうっとやりたかったお仕事。今までずうっとやってきたお仕事。
こんなに、こんなにありがたいことだったなんて。
スタジオで、プロデューサーの方や、編集の方や、関係者の方、同じく吹き替えの方、ナレーターの方、いろんな人がいて、いろんな役割で、ひとつの作品に向かう。
仕事に対してきちんとギャラをいただけることが、今の私には、とても励みになりました。
表現者でありたい。
自分の欲求と再会した日。
これが私にとって、約2年半ぶりの、復帰第一発目のお仕事となりました。

1