2006/11/9
おっと、ここでひとつ忘れていた用事があった。
南米最大級の熱帯魚シッパーはここマナウスにあるのだ。
ある程度の熱帯魚マニアなら聞いたことのある有名ファームだ。
電話番号をある日本の熱帯魚問屋の社長に聞いて、ぜひ見てきてくれと言われたので、自分もかなり見たかったので、見に行くことにした。
電話でアポをとるが、いっこうに受け付けてくれない。
ある人の名前をだすと、「おおっ!○○のアミーゴか。いつでも来い。」ということになり(けっこう秘密主義?)、
けっこう遠いマナウスの町外れのガソリンスタンドにバスで行くとファームの人が車で迎えにきてくれていた。
車に乗り込むとどんどん赤土の怪しい道に入っていく。
こんな所に本当にあるのかと思いしばらく走ると、監視カメラ付きの大きな鉄板のドアが出てきて中から自動で開いた。
おお、すげえデカイファーム!設備も想像以上に近代的だ。びっくり。
(画像公開は了承済みです。)


従業員の人にあいさつしていると、オフィスの中から上品そうな紳士がでてきた。
「やあ、アミーゴ。私がここのボスのアッシャーだ。私の息子が案内するからゆっくり見ていってくれ。」
えっ!?あなたいまお名前をアッシャーと言われましたね。もしかして、コリドラス・アッシャーのアッシャーですか。
「そう。私の名だ。」うおー!すげえよ!なんか感動! (熱帯魚わからない方ゴメンナサイ。)

アッシャーさんと世界の熱帯魚事情について話すと、
「日本は今まで一番たくさん買ってくれたけど、今はダメだ。そのかわり台湾がよく買ってくれる。ドイツはずーっと変わらず買ってくれる。」
いや、そんなことはないですよ、これからまた日本もよくなりますよ。とあいづちをうったが、
「いや、ダメだろう・・。」
この返事に色々な事が頭をよぎった。
私の熱帯魚、爬虫類の業界の少し特殊な分野で働いていた経験からすると、日本のマニアはないものねだりが多く、珍しい生体でもたくさん入荷してくると、見向きもしなくなる。その生物の本当の生態を知ろうともしないのだ。いや、知ろうとする努力がたりなすぎる。その証拠にほとんどブリーディングも成功しない。
そこが本当のアクアリウム文化として根付かない原因だと思われる。
少し辛口だけど本当にいつもそういう悲しい気持ちを持っていたのは事実です。
そしてアッシャーさんは話を続けた。
「最近、IBAMA(ブラジルの野生生物保護団体)の取り締まりも厳しいんだ。」
まあ、日本の熱帯魚ブームが去ったのもあるけど、俺が働いている時より確実に魚種も減ってるもんね。
でも僕が実際に肌で感じたことはこれぐらい採取する魚の数は雄大な大自然から見ると本当に微々たるもので、自然破壊でいなくなる魚とは比べものにならないということだ。
サンパウロ(大都会)に近づくにつれ、魚の種類、数は極端に少なくなり、いくらブラジルといえども秘境的な自然などない。絶望的な気持ちになる。
地球の3分の1の酸素をつくっているアマゾンの熱帯雨林の生態系を傷つけたらマジでヤバイくね!?
また話がそれてしまった。とりあえずいろいろお魚見学。








雨季で魚種は少なかったが、カージナルテトラは大量にいた。
魚の写真公開許可はこれぐらいだったので、写真や生息環境に興味のある方はまたお便り下さいね。

あっ、そうそう。コレなんだと思います?
このヘンテコなすごい機械はカラシンとか小魚をコンピューターで数量を読み取る機械なんです。だから出荷される魚は一匹も数え間違いないんだって。ここに東南アジアとの差が・・。
ブラジル遅れてるのか進んでるのかまったく理解に苦しむよ。
南米最大級の熱帯魚シッパーはここマナウスにあるのだ。
ある程度の熱帯魚マニアなら聞いたことのある有名ファームだ。
電話番号をある日本の熱帯魚問屋の社長に聞いて、ぜひ見てきてくれと言われたので、自分もかなり見たかったので、見に行くことにした。
電話でアポをとるが、いっこうに受け付けてくれない。
ある人の名前をだすと、「おおっ!○○のアミーゴか。いつでも来い。」ということになり(けっこう秘密主義?)、
けっこう遠いマナウスの町外れのガソリンスタンドにバスで行くとファームの人が車で迎えにきてくれていた。
車に乗り込むとどんどん赤土の怪しい道に入っていく。
こんな所に本当にあるのかと思いしばらく走ると、監視カメラ付きの大きな鉄板のドアが出てきて中から自動で開いた。
おお、すげえデカイファーム!設備も想像以上に近代的だ。びっくり。
(画像公開は了承済みです。)


従業員の人にあいさつしていると、オフィスの中から上品そうな紳士がでてきた。
「やあ、アミーゴ。私がここのボスのアッシャーだ。私の息子が案内するからゆっくり見ていってくれ。」
えっ!?あなたいまお名前をアッシャーと言われましたね。もしかして、コリドラス・アッシャーのアッシャーですか。
「そう。私の名だ。」うおー!すげえよ!なんか感動! (熱帯魚わからない方ゴメンナサイ。)

アッシャーさんと世界の熱帯魚事情について話すと、
「日本は今まで一番たくさん買ってくれたけど、今はダメだ。そのかわり台湾がよく買ってくれる。ドイツはずーっと変わらず買ってくれる。」
いや、そんなことはないですよ、これからまた日本もよくなりますよ。とあいづちをうったが、
「いや、ダメだろう・・。」
この返事に色々な事が頭をよぎった。
私の熱帯魚、爬虫類の業界の少し特殊な分野で働いていた経験からすると、日本のマニアはないものねだりが多く、珍しい生体でもたくさん入荷してくると、見向きもしなくなる。その生物の本当の生態を知ろうともしないのだ。いや、知ろうとする努力がたりなすぎる。その証拠にほとんどブリーディングも成功しない。
そこが本当のアクアリウム文化として根付かない原因だと思われる。
少し辛口だけど本当にいつもそういう悲しい気持ちを持っていたのは事実です。
そしてアッシャーさんは話を続けた。
「最近、IBAMA(ブラジルの野生生物保護団体)の取り締まりも厳しいんだ。」
まあ、日本の熱帯魚ブームが去ったのもあるけど、俺が働いている時より確実に魚種も減ってるもんね。
でも僕が実際に肌で感じたことはこれぐらい採取する魚の数は雄大な大自然から見ると本当に微々たるもので、自然破壊でいなくなる魚とは比べものにならないということだ。
サンパウロ(大都会)に近づくにつれ、魚の種類、数は極端に少なくなり、いくらブラジルといえども秘境的な自然などない。絶望的な気持ちになる。
地球の3分の1の酸素をつくっているアマゾンの熱帯雨林の生態系を傷つけたらマジでヤバイくね!?
また話がそれてしまった。とりあえずいろいろお魚見学。








雨季で魚種は少なかったが、カージナルテトラは大量にいた。
魚の写真公開許可はこれぐらいだったので、写真や生息環境に興味のある方はまたお便り下さいね。

あっ、そうそう。コレなんだと思います?
このヘンテコなすごい機械はカラシンとか小魚をコンピューターで数量を読み取る機械なんです。だから出荷される魚は一匹も数え間違いないんだって。ここに東南アジアとの差が・・。
ブラジル遅れてるのか進んでるのかまったく理解に苦しむよ。
投稿者:TERU