2008/6/28

834:歌姫  

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 初めてみるディーバは大きかった。私よりも背が高い。その高さは2m近くあるはず。大きいのは、その姿だけではない。とてつもなくワイドレンジで、提示されるサウンドステージも極めて大きい。

 今日は、先日STUDIO K'sの「音楽喫茶」で知り合いになった伊藤さんと一緒にアポジー ディーバをお使いの松本さんのお宅を訪問したのである。オーディオ仲間の石田さんもご一緒であった。

 松本さんのリスニングルームは12畳ほどであろうか、横長配置で使われていた。我が家のリスニングルーム同様、床が一段下がっている。リフォームによって専用ルームを造られたのであろう。床は極めて強固な構造である。これは低域に効きそう。

 パワーアンプはハーマン・カードン サイテーションXX、プリアンプ、DAコンバーターはバクーン・プロダクツ、フォノイコライザーはイリュージョン。残念ながら、私の全く知らないメーカーの製品である。

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 これがサイーテションXX。とても精悍な顔立ちである。相当強力なパワーアンプで、このパワーアンプでないとディーバが「歌姫」らしく歌ってくれないようだ。フロントマスクに緑色に輝く「Citation XX」の文字がとてもかっこいい。

 PCトランスポートから複雑な経路を通ってDAコンバーターに送られて、上記のアンプによってディーバが駆動されるのであるが、その音はハッと息を呑むものがあった。広大なレンジ(特に低域の伸びやかな量感は圧倒的)を誇り、情報量も素晴らしく多い。それでいて音の表面が滑らかである。

 クラシックの声楽ものを中心に聴かせていただいたのであるが、圧倒的な情報量でありながら耳に心地よい柔らかさが音に備わっており、強いられるものがない。音色はしっかり感のある濃い目。しかし、くどさがない。相反しやすい要素が見事に両立している。この「歌姫」の能力の高さは結構度肝を抜くものがある。

 イリュージョンのフォノイコライザーやバクーンプロダクツのDAコンバーターからプリアンプヘの接続は「電流伝送」である。一般的な「電圧伝送」ではない。その聴き比べの機会を得ることができたのであるが、明らかに「電流伝送」の方が音が良い。音の柔らかさ、滑らかさ、ニュアンスの深さが、「電流伝送」ではしっかり出る。

 ここにもきっと、松本さんのお宅の音の秘密が隠されているような気がした。他にも数え上げたらきりがないほどの対策がなされている。専門的な知識に精通している伊藤さんや石田さんの手を借りながら、松本さんはこの手なずけることが極めて難しい「歌姫」を見事に歌わせていらした。



2008/6/29  8:15

投稿者:ponta

アポジーですか‥。 欲しいなぁ。 聴きたい! 憧れます。


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