2008/1/28

683:黒いケーブル  

 「黒い色のケーブルは音が良い。」というのは本当であろうか?ふと我が家のケーブルの色の黒比率はどれくらいであろうか、と調べてみたくなった。メインシステムの6本の電源ケーブルのうち黒いケーブルは2本。2本のラインケーブルはいずれも黒でない。スピーカーケーブルは黒である。なので9本中3本、3分の1の比率である。

 黒い色というのは、確かに心を落ち着かせる作用があるような気がする。しっくりくるのである。リスニングポントからの視野に入るスピーカーケーブルとパワーアンプに接続してある電源ケーブルが黒であるのは偶然ではないのかもしれない。

 先日お邪魔したオルフィさんのお宅は電源ケーブル及びスピーカーケーブルはほとんど黒であった。もちろん音を吟味した結果で色が決めてではないはずであるが、細身の黒で統一されているとスッキリした落ち着きがあってとても良い印象であった。

 そのオルフィさんからスピーカーケーブルをお借りした。黒い色をしたスピーカーケーブルである。型番はBELDEN 1810A。1m当たり600円の実にリーズナブルな価格のスピーカーケーブルである。

 「BELDENのケーブルで唯一癖のない製品」とのオルフィさんの評価を受けたケーブルである。見た目はまさに実直な感じ。真っ黒で素っ気無い。しかし、「堅実なしっかりもの」といった印象を受ける。

 オーディオ製品は見た目どおりの音がする場合と、見た目からは想像がつかない音がする場合があるが、このBELDEN 1810Aは前者であった。

 実に「素」なのである。演出やハッタリのない自然な感覚である。現在愛用しているWASATCH LC-540と比べると、色付けのない素朴な音という印象を受ける。比較してみると、LC-540が相当なオーディオ的演出があることがよく分かるのである。

 しかし、そのオーディオ的演出が結構心地良いのである。このWASATCHというケーブルメーカーの音は好きである。CDトランスポートの電源ケーブル、フォノイコとプリアンプをつなぐラインケーブル、そしてスピーカーケーブルと3本使用中である。9本中3本なので3分の1を占める一大勢力を形成している。

 ある意味WASATCHとは対照的であるが、このBELDEN 1810Aは演出のない自然さという点ではとても優れたケーブルである。ケーブルによる色付けを極力避けたいマニアには相当に魅力のあるケーブルである。

 BELDENが全てそうかといえばそうではないようで、同じBELDENでもオルフィさんのお宅でNakamichiのRCAケーブルと聴き比べをした、赤い色をしたXLRケーブルはいまひとつであった。

 中高域のがさつき感が耳につき、音の表面を乾燥肌状態にしていたのが気になった。もしかしてこのXLRケーブルも色を黒にしていたら、自然な音色になって良い感じになったのであろうか・・・。




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