2007/11/24

618:アナログ道  

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 このレコードプレーヤーはドイツ製。張り手をくらったら、気が遠くなりそうな感じのする重量級で高性能な外観である。アルミ製のどっしり感のあるプラッターは、そのプラッターの大きさとは対照的なほど細く、目を凝らさないと視認できないような頼りなげな糸で別躯体のモーターとつながっている。

 製品名はAcoustic Signature AnalogueOne。トーンアームはSME SERIESX、カートリッジはBENZ MICRO。いずれもつわものぞろいである。

 GRFの部屋さんのアナログ歴は長い。その酸いも甘いも知り尽くした方であるので、その調整のレベルも熟成の極みに達している。フォノイコライザーは真空管を使ったオーダーメイド品でプリアンプも兼ねている。

 この真空管式プリアンプからSD05にアナログ信号を送り込み、SD05はパワーアンプとして使ってらっしゃる。この両者のバランスが音色の決め手となっている。真空管プリアンプのボリューム位置とSD05のボリューム位置のバランスで音色が幅広く変化するのである。

 真空管プリアンプのボリュームをアップしてSD05のボリュームを絞ると当然のことではあるが真空管の暖かみのある音色が支配的となり、逆の場合にはSD05の沈着冷静な感じが支配的となる。そのさじ加減がオーナーの音の好みを反映するわけであるが、GRFの部屋さんはプリアンプのボリュームを高めに設定されていた。

 わたしもこのバランスが好みである。真空管のアナログプリアンプの音は、人生の悲喜こもごも感が起伏豊かに表現されるようである。音像に宿る生命感も暖かく感じさせる。その音の質感は陽光に透けて見える葉脈のように、生きていることを実感させるエネルギーがある。

 Acoustic Signature AnalogueOneという製品、見た目的には私の好みではない。私はXERXES20やLP-12のデザインに心揺さぶられるほうなので、まったくその質感を逆にするAnalogueOneには、見た目的には心ときめくものは感じないが、その音の質感には心ときめくものを感じる。

 私のアネログ歴はようやく1年。GRFの部屋さんとは比べることもおこがましいレベルではあるが、昨日はGRFの部屋さんのお宅のアナログの音を聴いて、アナログ道にますます邁進しようと心に誓った1日となった。



2007/11/25  20:43

投稿者:tao

ハンコックさん、チューバホーンさん、ITSUNIREさん先日はお疲れ様でした。
しかし、GRFの部屋さんのリスニングルームは広いですね。リスニングポイントに座った時に思わず「広いな〜」と言葉が漏れ出てしまいました。
十二分なエアボリュームはオーケストラもコンサートホールで聴く様な臨場感をもたらしてくれます。ないものねだりをしてもしょうがないので、わが家の狭いリスニングルームでも、逆にこの広さでしか出ないものを追求していきたいと思いました。

2007/11/25  12:27

投稿者:ITSUNIRE

taoさん、そしてハンコックさん、チューバホーンさん、一昨日はお疲れ様でした。
GRFさんの音は、システム、部屋、何よりこれまでの経験をもってして出されている、と感じました。物凄く上等な再生だとも思いました。

2007/11/25  0:28

投稿者:チューバホーン

こんばんは。
昨晩はお疲れさまでした。
 あのアナログ音は、もうオーディオとかステレオとかいう世界を超越してますね。どんなにすばらしいシステムをそろえてもあの世界は表現出来ないものでしょうね。
 真空管、デジタルアンプ、GRF、そして、あの「部屋」。これぞ経験のなせる技ですね。


2007/11/25  0:27

投稿者:ハンコック

taoさん こんばんは。
昨日はありがとうございました。
デジタルもアナログもどっちも凄い音でした。
以前に比べると冷静に聴けるようにまでは、
なってきたつもりでおりますが、
まだまだ先は長いようです。


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