2007/11/22

616:手作業  

 今日はクライアントである食品スーパーを営む会社を訪問。企業再生協議会から派遣された中小企業診断士とともに社長と今後の経営立て直しについて約2時間ほど話合いを行ったのである。

 小規模な食品スーパーは、現在とても厳しい経営環境のもと、損益状況及び資金繰りが悪化の一途をたどっている。相当な数のそういった小売業が廃業に追い込まれているのである。今日うかがった会社もこのままの状況が続けば倒産・廃業しかないであろう。

 大手企業の収益状況は概ね良い。しかし、会計事務所に経理処理を依頼してくるような中小企業の収益状況はそれほど良い状況ではない。特に小規模な小売業は苦しい。さらに最近は耐震偽装の関係や建築基準法の改正などにより建築確認がおりるのに時間がたいそうかかってしまい、建築関連の企業も業績を落としている。

 サブプライムローン問題に端を発した株価の低迷、急速に進んだ円高、依然続く原油高など中小企業の景況を悪くしそうな要素も多い。今後の景気の動向は楽観を許さない状況になりつつあるようである。

 業績が悪化し資金繰りに窮してくると、その会社の経営者は当然表情が暗い。その状況が深刻なものになると顔色が悪くなり、目も虚ろになりがちである。

 外部的な経営環境の悪化が原因だとしても、中小企業の経営状況は、その99%がトップの資質によると言われている。確かにそういった感はするのである。多くの中小企業の経営者に接する機会があるので、その信憑性はかなり高いと思われる。結果にに対する原因について自らにあることを認めず、外部要因にのみあるように言い訳を続けていくようであれば、残念ながらその会社の行方はかなり厳しい。

 企業再生機構から派遣されてきた診断士のかたは、経営が行き詰った多くの会社を見てこられたかたである。そのかたが別れ際に「社長が腹をくくり、死に物狂いでやれば、あの会社は立ち直りますよ。」と言われていたのが印象的であった。

 ゴルフにしろオーディオにしろ趣味があってよかった、と時々思う。仕事はもちろん大事である。経済的な支えであるとともに社会との大きな繋がりであるからである。その仕事で精一杯動くためにも趣味というものは良い影響を与えてくれる。精神的なバランスをニュートラルにしてくれる作用があるように感じるのである。

 趣味に没頭している時は仕事のことは忘れ、時間の経過が早い。レコードプレーヤの微調整をして音を確認している時などあっという間に1時間経ったりしている。でもそういった手作業をしている時間と言うのは結構貴重なもののように感じるのである。 




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