2022/4/27

5900:PENTATONE  

 「1984年生まれというこは、現在38歳か・・・まだまだ若いな・・・」と思った。鍵盤奏者フランチェスコ・コルティはイタリア人である。

 コルティは2006年ライプツィヒにて第15回国際ヨハン・セバスチャン・バッハ・コンクールのチェンバロ部門で第1位を受賞し、翌2007年にはマルク・ミンコフスキからのアプローチでルーヴル宮音楽隊のメンバーとなった。以後チェンバロ、フォルテピアノ、オルガン奏者として世界的に活躍している。

 その彼が2018年よりゲスト常任指揮者をつとめるピリオド楽器オーケストラ『イル・ポモ・ドーロ』との共演によるJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲集のCDを先日入手した。

 このシリーズは2枚からなり、レコード芸術誌の「特選盤」ともなっており、日本でもかなり注目されていた。

 私が入手したのは、そのシリーズの第2集であるCDである。収録曲は、室内楽編成でより効果の得られる作品として選定された、第3番 ニ長調BWV1054、第5番 ヘ短調 BWV1056、第6番 ヘ長調 BWV1057、そしてフルート、ヴァイオリンとチェンバロのための三重協奏曲 イ短調 BWV1044である。

 早速聴いてみた。基本的に各パート一人ずつでの編成での演奏は、バッハのテクスチャの妙が音として明確に伝わってくる。

 レーベルはPENTATONEである。PENTATONEというとSACDというイメージがあったが、さすがにもうSACDは商業ベースに乗らないようで、CDのみである。

 録音は2020年3月。レコーディングを終えた翌日にイタリアはロックダウンに入ったという緊迫した状態であったとのこと。録音も実に素晴らしく、演奏者の気迫がひしひしと伝わってくる。

 コロナウィルスの蔓延による危機意識が、バッハの音楽に没入しその喜びを分かち合おうとする強い動機になったかのようである。

 このCDを聴き終えると、力を与えてもらったような気になる。コルティの魅力である雄弁で闊達な演奏が、優れた録音技術でしっかりと捉えられていて、イル・ポモ・ドーロとの息の合ったアンサンブルは実に魅力的である。

 順番としては逆になるが、このシリーズの第1集も入手したいと思った。さらにこの両者による第3弾として、ヘンデルのカンタータ“アポロとダフネ”と“見捨てられたアルミーダ”が収録されたCDも最近出たようである。「これもついでに入手するか・・・」と思い、スマホを操作した。

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