2021/10/23

5714:貧血  

 Epic KOMの計測開始ラインを越えて、負荷を上げた。220ワット前後のパワーでクランクを回した。「まとめる」機能が働いているので、負荷を上げて走っても後ろとの差は開かない。

 Epic KOMをチームで走り切る場合、約30分ほどの時間が必要である。220ワット前後の出力で30分間走り続け、ゴール直前のスプリント合戦にも参戦するのは結構過酷である。「トレーニング・・・トレーニング・・・」と自分に言い聞かせて序盤を走った。

 前半には「ドイツ村」と呼ばれる中世ヨーロッパの風景が残っている集落がある。そのエリアの中には石畳の道もある。さすがに振動モードが変わることはないが、スマホの小さなスピーカーから響く走行音は変わる。

 ドイツ村を抜けると道は山岳コースに戻る。先頭を引いているが、「まとめる」機能ゆえ後方から引っ張られる感があるので、脚が重く感じられる。

 ようやくトンネル区間に入った。長いトンネルを抜けるとEpic KOMも終盤に入る。汗は盛大に流れている。扇風機の風もそれを抑えることは全くできない感じであった。

 長いトンネルを抜けた。ここからはさらにパワーが上がる。240ワットぐらいまで上げて、山頂が近いことをうかがわせる風景の中を走っていった。

 ゴール前には短い下りも入る。波打つアップダウンを越えていくとゴールまでの上りが続く。チーム全体でハイペースで走り、入り乱れ始める。

 そしてゴール手前で一気にスパート。500ワット以上の瞬間最大出力を出してゴールのアーチを潜った。その瞬間思ったことがあった。「まずい・・・貧血になりそう・・・」

 「箱根ヒルクラム」のラストスパートの後も酸欠からか、貧血のような症状になった。今回も最大出力を出した直後、「同じパターンか・・・」と思い、ゴール後「ではこの辺で休憩しましょう・・・」というリーダーの言葉を待たずに、すぐさまロードバイクを降りた。

 床に横になってしばし休息した。貧血状態は10分ほどで解消した。床には汗の跡が残った。それをクイックルワイパーで拭いてから、ロードバイクに戻った。

 後半はラジオタワーにまず上る。急峻な坂であるが、一番後方からゆっくりと上った。こういう時「まとめる」機能は助かる。一番後方で軽くクランクを回し続けても隊列から離れることはない。

 ラジオタワーまで上ると後は下りである。100km/hチェレンジするメンバーもいたが、私は脚を休ませることに専念しながら下った。

 下り切ると後は平坦なコースが数キロ続く。脚も充分回復してきたので、ペースを上げていった。

 200ワット前後の均等出力で残りを走り切った。コースの終わりを告げる青く半透明に光るラインを越えた。

 「もう貧血状態になるような追い込みはしないでおこう・・・歳も歳だし・・・」と反省しながら、バーチャルチームライドを終えた。外の雨はまだ降り続けていた。




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