2021/10/14

5705:ミニバトルポイント  

 正丸峠の頂上は霧で煙っていた。峠の茶屋である奥村茶屋には、最近テラス席が新設された。ウッドデッキに幾つかのガーデンファニチャーが設置されていて、お洒落な雰囲気である。

 BGMにはジャズがかかっていた。奥村茶屋そのものは昭和の香りが濃厚なレトロな和風茶屋であるが、このテラス席だけ雰囲気が違っていた。

 「ちちぶサイダー」を1本購入して、せっかくなのでテラス席に座って飲んだ。サイダーの味わいは昭和レトロな味わいであった。

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 ヒルクライムを走り終えた直後は体が熱を持っていたが、時間の経過とともにその熱は奪われていき、少し肌寒くなってきた。

 サイクルウェアの背面ポケットに入れておいたウィンドブレーカーを取り出して着用した。恒例の記念撮影を済ませてから帰路に着くことになった。

 8台のロードバイクは隊列を形成して正丸峠を下り始めた。路面が濡れているうえ、落ち葉も落ちているので慎重に走った。

 正丸峠を下り切って左折し山伏峠の短い上り返しを越えた。名郷方面へ向かって下っていった。下りでは風を強く受ける。上りでは汗を流しながら激しい呼吸で走ったが、下りではウィンドブレーカーを風でバタバタとはためかせながらひらひらと走った。

 下り切って少し行った先の新井不動尊で「名水」をボトルに詰めて、帰路を急いだ。順調に進んでいたが、途中で後ろから「パンク・・・!」という声が聞こえて、ブレーキペダルを握った。

 リーダーのロードバイクの後輪がパンクした。久々のパンク修理のために道の脇に止まった。最近はタイヤの性能が上がったためか、パンクの回数がずいぶんと減った。

 パンク修理は手際よく完了した。8台のロードバイクはリスタートした。帰路には2箇所ミニバトルポイントがある。「山王峠」と「笹仁田峠」である。

 山王峠の上り口にさしかかった。山王峠は距離は短いが斜度はしっかりとある。上り始めは300ワット程で走れるが、すぐにその出力は下がる。

 しばし我慢して上っていくと、ゴール地点が視界に入ってくる。そうなると濡れた顔を焼きたてのものに替えたアンパンマンのように元気になる。再び300ワットを超える出力でクランクを回して、頂上に達した。

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 山王峠を通過してしばし走っていくと、次なるミニバトルポイントである「笹仁田峠」に達した。ここは斜度が緩い。

 スタート直後先行した逃げ集団がハイペースで走っていった。中盤から後半にかけてどうにかその背後に追いついた。

 スパートのタイミングを窺って、終盤の斜度が少し上がる地点で一気に駆けた。ダンシングで前に出たが、頂上に達する手前でさらに後方からスパートしたメンバーがその右わきを駆け抜けていった。

 二つのミニバトルを無事に終えた。昼食休憩のために笹仁田峠を下った先にあるファミリーマートに立ち寄った。

 昼食に選択したのは「和パスタ ベーコンときのこ」であった。具材はベーコン、エリンギ、野沢菜。味わいは醤油ベースで、気持ちがほっこりとするものであった。

 帰路は残り少なく、もう上りはない。パスタを口にしながら、スマホの天気予報アプリを確認した。やはり来週の日曜日には小さく傘マークがついていた。降水確率は60%。来週企画されている「300km超ロング」・・・天気が心配である。




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