2021/5/12

5550:ドッキリ  

 ZOOMのリーダーの分割画面上にセットされたタイマーは「2:00」からスタートして、その数字を減らしていく。

 タイマーの表示が「0:30」になると、「残り30秒です・・・」とメンバーから声がかかったりする。

 先頭を2分間引き終えると、完全に脚を止める。そうしないと「まとめる」機能が働いている場合、後方からスムースに抜くことができないのである。

 順番に先頭を交代しながら「Alpe du Zwift」を走っていって、私が先頭を引く順番が回ってきた。クランクに込めるパワーを増していき、パワーウェイトレシオ4倍をめどにアクセルを踏み続けた。

 そしてタイマーが「0:00」になったところで「次お願いします・・・」とすぐ後ろを走っているメンバーに声掛けをして、クランクを回す脚を止めた。

 すると私のアバターは少しの間惰性で走ってから止まり、カチャっと音をさせて左足のクリートをペダルから外して、地面に足を着けた。

 その脇を次々にメンバーのアバターが通り過ぎていき、最後のメンバーが「ラストです・・・」と声をかけてくれた。

 その段階で再度クランクを回し始めて、トレインの後方についた。後方に位置している間は脚を少し休められる。

 しばしの間は問題なく先頭交代を淡々を繰り返していたが、途中からタイマーの具合が変になった。「2:00」からスタートしていたタイマーが、急に「1:30」からスタートし始めたのである。

 「あれ・・・?タイマーおかしいですよ・・・」とZOOMがざわついた。さらにタイマーは「1:00」になったり「00:30」になったりと、コロナウィルスのように変異し続けた。

 その都度「今度は30秒だ・・・」といった具合に、ZOOM上では笑いが起こった。これはタイマーがバグったわけではなく、リーダーがこっそりと「ドッキリ」を仕掛けたようであった。

 幸い2分よりも長い設定にはなっていなかったようである。短くなる分には嬉しくもあるが、これが何回かに1回の割合で「5:00」からタイマーがスタートしたりすると、一種の「ロシアンルーレット」のようで、ZOOMでのざわつきもさらに盛大なものになったのかもしれない。
 
 そんな感じで飽きない工夫もされて、チームでの「Alpe du Zwift」登頂は順調に進んだ。コーナーごとに設置されているもモニュメントが示す数字も「21」からスタートして、その数を減らしていき、いよいよ最後のコーナーを曲がった。

 ちょうどゴールに近い地点で私が先頭を引く番が回ってきた。先頭に出てパワーを300ワットまで上げて、ゴールを示すアーチを目指した。アーチが視界に入ってきて、ラストスパート・・・その下を勢いよく潜り抜けた。

 「Alpe du Zwift」の走破タイムは1時間7分ほどであった。乱れた呼吸を整えながらゆっくりとクランクを回して、進んでいくと今日のコースである「Tour of Fire and Ice」のゴールを示す青い半透明のラインを越えた。

 来週の日曜日は、緊急事態宣言が延長されなければ、実際に「富士スバルライン」を走ってタイムを計測する予定であったが、延長されたため中止となった。

 そのかわり、この「Alpe du Zwift」を使って、タイム計測をすることになった。その際は当然「まとめる」機能は外される。事前の自己申告タイムごとに順次スタートする。

 昨年もそうであったが、今年もコロナ禍の影響を受けて調子は良いとは言えない。それでも60分を切るタイムで「Alpe du Zwift」を走り切りたいところである。 




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ