2021/3/6

5482:A1  

 大川さんがまず取り出したCDは、SABINE DEVIEILHEのソプラノによる様々なオペラのアリアを収録した「MIRAGES」であった。

 そのCDの3曲目・・・ドピーブの「ラクメ」から「鐘の歌・若いインド娘はどこへ行く」を聴かせてもらった。

 MAGICO A3はキャビネットがアルミ製で実に堅牢である。それほど大きなスピーカーではないが、見た目以上に重量があるとのこと。1台で50kgもあるようである。

 そのためユニットの音が混濁することなくストレートに空間に放たれる。SABINE DEVIEILHEの透き通った高音が部屋に響き渡り、快感をもたらす。

 MAGICOのAシリーズは、MAGICOとしてはエントリークラスに属する。A3の下にはA1も用意されている。

 A1はコンパクトな2ウェイブックシェルフ。専用のスピーカースタンドが用意されている。スタンド込みでの価格は106万円(税別)。

 大川さんはオーディオショップでA1を試聴済みであった。その試聴の際の画像をスマホの画面で見せてくれた。

 「短時間の試聴でしたが、まとまりがよく、さすがと思わせる音でした。モニタースピーカー然とした高い解像度を誇り、躍動感あふれる音楽再生は、この価格だけのことはあると感じました。エンクロージャーが小さいので『A3』ほどの低音は出ませんが、タイトでよくまとまった低音でした・・・」との感想を話されていた。

クリックすると元のサイズで表示します

 次にORACLE CD2000にセットされたのは、DANIEL LOZAKOVICHのヴァイオリンによるバッハのヴァイオリン協奏曲第1番であった。こちらは三つの楽章を通して聴いた。

 DANIEL LOZAKOVICHは2001年ストックホルム生まれ。とても若い。今最も注目されている若手ヴァイオリニストと言えるであろう。

 このCDは彼のデビュー盤にあたる。鮮烈で伸びやかなヴァイオリンの音色がMAGICO A3から流れ出す。最新録音らしい煌びやかな音質とA3の相性はとても良いと感じられた。

 2枚のCDを聴き終えて、「例のものを試してみますか・・・」と、大川さんは切り出した。「あっ・・・そうですね・・・」と、私は我に返った。

 そして鞄から小さな紙袋を取り出した。「これです・・・」薄茶色の紙袋には「超結界・豆」と製品名が書かれていた。それを目にされた大川さんは苦笑されていた。




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ