2021/3/5

5481:GE236  

 新青梅街道から青梅街道に入り、道なりに進んでいった。道の混み具合は普段通りといった感じであった。

 環状8号線との交差点である「四面道」を直進して荻窪駅の前を通り過ぎた。そのまま進み杉並区役所を左側にやり過ごした。

 少し行った先で青梅街道から脇道に向けて右折した。脇道に入るとその道幅は極端に狭くなる。一方通行エリアも多い。

 大川さんのお宅に向かう道は一方通行ではない。「これで対向車が来たらどうするんだろう・・・絶対にすれ違えない・・・」といつも不安に思う。

 もしも運悪く対向車が来た場合には、どちらかがバックして細い道と交差している地点まで戻り、その道に一旦入り、対向車をやり過ごしてから元の道に戻るという作業が必要になるであろう。

 全長が5メートル近い5シリーズでその作業をすることはかなり神経を使うことになる。だが、今までそういった場面に遭遇することは不思議となかった。

 今日も対向車が来ることはなかった。5件のお宅で共有しているどん詰まりの私道にバックで車を停めた。

 その私道の一番奥に接している大川さんのお宅のチャイムを鳴らした。「どうも・・・どうも・・・」という感じで大川さんは笑顔で出迎えてくれた。

 子供が独立した大川さんは奥様と二人暮らしである。奥様は外出中のようであった。玄関からリスニングルームに向かった。

 大川さんのリスニングルームは、8畳ほどの広さである。それほど広いわけではないが、オーディオ機器とソファなどの家具しか置いていないので、狭さは感じない。

 リスニングルームには、ハンス・J・ウェグナーが設計した3人掛けソファであるGE236が置いてある。
 
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 ファブリックは淡いグレーの色である。オークの木部の薄い茶色との相性がとても良い。ハンス・J・ウェグナーは日本でも人気のあるデザイナーである。

 GE236は1954年にデザインされた彼の作品である。日本国内での流通は決して多くはない。より有名なGE290も素晴らしいソファであるが、個人的な好みからするとGE236の方が完成度が高いと思っている。

 リスニングポイントから見て右側には大型のオーディオラックが置かれていて、すでに見慣れた感のあるオーディオ機器が整然と並んでいた。

 送り出しは2系統ある。ORACLE CD2000とZanden Model5000のペアとKRELL MD10とKRELL STEALTHのペアである。過去にはさらに別の2台のDACが置いてあったが、それらは処分されたようである。

 プリアンプとパワーアンプはCOPLANDである。プリアンプはCTA301、そしてパワーアンプはCTA504の純正ペアである。

 COPLANDについては、ほとんど知らない。随分と古いアンプのようであるが、そのデザインは清澄な雰囲気を纏っていて、GE236の色合いやデザインと共通のテイストを感じる。

 そして、スピーカーはMAGICO A3である。この部屋では一番新しいオーディオ機器である。漆黒の色合いで、エンクロージャーはアルミ製。冷徹な雰囲気を放っている。




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