2020/10/18

5339:1950年代  

 先日、Paoさんのお宅で新たに導入されたCDプレーヤーを聴かせてもらった。一体型のCDプレーヤーでCary Auidoの「CD 306 SACD」というモデルであった。一体型なので、実に簡潔である。その音にも何かしら潔いものを感じた。

 またもう少し前になるが、「オーディオショップ・グレン」の常設CDプレーヤーも、GOLDMUND MIMESIS 39とMIMESIS 12のセパレート構成から、NAGARAの一体型のCDプレーヤーである「CDC」に切り変わった。

 さらに、Paoさんの知り合いであるEnsembleさんのお宅では、貴重な存在であろうスイスENSEMBLE社のCDプレーヤー「DIRONDO」を聴かせていただいた。

 「CD 306 SACD」、「CDC」、そして「DIRONDO」・・・それぞれ実に味わい深いと同時に興味深い一体型のCDプレーヤーであった。

 我が家はなぜこういう構成になったのかは今となっては謎であるが、デジタル系はCDトランスポートとDAコンバーターというセパレート構成になっている。

 CDトランスポートにもDAコンバーターにも別躯体の電源部が付属しているのでデジタル系だけで4躯体もある。

 我が家ではデジタルの出番は実に少ない。レコード「9」に対して、CDは「1」の比率である。それなのに随分とデジタル機器が幅を利かせている。

 「どうにか改善したいものだ・・・」とは思っているが、今のところいかんともしがたい状態である。

 CDトランポートのCD2000はヤフオクで処分すればそれなりの価格で売却できる可能性はあるであろうが、DAコンバーターはメーカー品ではなく、個人の方が製作されたものであるので、中古市場での売却は難しい。

 どちらも手放して、簡潔に一体型CDプレーヤーに切り替えたいところであるが、もう少し時間の経過が必要なようである。

 将来デジタル系をぐっと縮小化できたならば、空いたスペースを活用してもう1台レコードプレーヤーを導入したいと思っている。そちらはモノラルレコード専用となる。

 最近購入するレコードは、そのほとんどがモノラルである。10インチのものも多い。1950年代に録音されたモノラルレコードは、多くのオーディオマニアにとっては録音状態が良くないので興味の対象外である。

 しかし、レコードマニアにとっては「宝の山」のように見えてしまう。確かに音は悪い。モノラルなので空間がどうのこうのといったオーディオマニア的な視点から聴くということをはなから拒絶してくる。

 しかし、何故かしらガサゴソという盛大なサーフェスノイズやフォルテシモでの歪があってもその向こう側から聴こえてくる音楽には心惹かれるものがある。この時代特有の味わい深さがあるのが不思議である。

 今日もついついそういった古いレコードに手が伸びる。Teresa Stich-Randallのソプラノによるモーツァルトとシューベルトの歌曲集のレコードである。レーベルはLe Club Francais du Disque。

 Face2のシューベルトを選択した。高貴で優雅な歌声である。この時期でしか聴くことのできない純粋さがある。その後彼女は年齢とともに、あるいは時代の変遷とともに、その純粋さを失っていく。

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