2020/6/27

5223:M Sport  

 BMW 320i M Sportの試乗車は今や定番色ともいえる白のボディーカーラーを纏っていた。その外観を改めて目にして「3シリーズも随分と立派になったな・・・」と思った。

 そのエクステリアデザインは、シャープでモダンである。3シリーズはBMWの屋台骨を支える最量販モデルだけあって、それほどの冒険はしていない。

 「正常進化」の範疇をこえるほどに、先代の3シリーズからは大きくは変わっていないが、「アスリート系の大人」になったという印象を与える新型3シリーズである。

 3シリーズの販売における「M Sport」の比率はどのくらいなのであろうか・・・日本ではその比率は相当高いはずである。80%ぐらいはいくのではないであろうか・・・一頃のM Sportはちょっとやり過ぎの感がなきにしもあらずであった。(そのため4年前に5シリーズを選択した際には敢えてM Sportを選択せずにLuxuryを選んだ。)

 「新しいM Sportはどうなんだろう・・・?」助手席に座る奥さんや後席に座る二人の娘の評価も無視できない身としては、M Sportの乗り味も気になるところであった。

 私はドラーイバーズ席に乗り込み、営業マンが助手席に座った。当然二人ともマスク着用である。試乗車に乗り込む前にはアルコールで手を消毒した。さらに試乗車の窓は少しづつ開けて換気を常にするという「新たな生活様式」に則っての試乗となった。

 外観は正常進化・・・ではインテリアは・・・こちらは劇的に進化したと言えるのではないかと思った。

 先代の3シリーズは明らかに5シリーズを比べると質感が2ランクぐらい落ちた。「コストの制約があるからしょうがないか・・・」と思ってしまうような質感であったが、新型3シリーズは「ヒエラルキーをかなり無視しているな・・・大丈夫なのこれ・・・?」と思ってしまうほどにその質感がアップしていた。

 「これって現行型の5シリーズよりも良いかも・・・液晶表示のコックピットのデザインも新世代のものに切り替わっている。ナビ画面も取って付けた感がなくなり、シックである。

 M Sportのぶっといステアリングはあまり気に入らなかったが、それ以外の造形はかなり質感が高く、「BMWのインテリアも捨てたもんじゃないな・・・」と思えた。

 フットブレーキを踏みながらエンジンのスタートボタンを押した。2.OLの直列4気筒エンジンは静かに目覚めた。

 エンジン音が静かである。ディーゼルエンジンではなくガソリンエンジンであることもその静粛性に貢献しているはずであるが、このセグメントとしては明らかに高次元の静粛性である。エンジンがはるかに遠いところにあるような気がする。

 ディーラーの駐車場から新青梅街道に出て320i M Sportの試乗が始まった。窓をそれぞれ少しづつ開けている状態でも室内に入ってくる音の静かさに少々驚きながらゆっくりと走り始めた。

 新青梅街道をスローペースで進んだ。低速域での走行感は実になめらかでスムーズ。2.0Lの直列4気筒の新エンジンは低回転域でもけっこうトルクがある。

 低いエンジン回転域でも力強く加速する。アクセルのわずかな踏み加減に対しても繊細にかつリニアに反応してくれる。

 「このエンジン、非常に気持ちがいいな・・・私の523iも2.OLの直列4気筒エンジンであるが、この新型エンジンはより滑らかな質感を感じる・・・」とエンジンに関しても好印象を持った。 




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