2020/5/23

5187:モノリス  

 「DACU-500をデジタル機器の出力端子に接続したり、デジタルケーブルを2本使用してその間にDACU-500を設置したりすることは推奨出来ません。」

 と取扱説明書にははっきりと書かれていた。つまり、DACU-500はDAコンバーターの入力端子に接続して使うのが原則で、CDトランスポートの出力端子に接続すべきではないというのがメーカー側の主張である。

 「メーカーがそう言うのであるから、きっと効果のほどに差が出るのであろう・・・」と思いつつも、試してみたくなった。

 そこで、市野式のDAコンバーターのデジタル入力端子に接続されているDACU-500を取り外した。そしてそのDACU-500をORACLE CD2000のデジタル出力端子に移動させた。

 その状態で、先ほどまで聴いてきたCDをもう一度聴いた。すると『推奨できません』とはっきりと書かれていた理由が分かった。

 先ほどまではかなり薄くなっていた「デジタルの壁」が「2001年宇宙の旅」に出てきたモノリスのように、リスニングルームの空間に忽然と出現していた。

 真っ黒な色合いのその石板はこちらの知性を品定めするように、なんの動きも音も発することなく静かに佇んでいた。

 動物の骨を地面から拾い上げる代わりに、私は真っ黒な色合いのORACLE CD2000のリモコンを手に取った。そしてSTOPボタンを押した。

 ボーマン船長にによってモジュールを次々引き抜かれていき、その機能を停止させたHAL9000のように、CD2000はその動きを止めた。

 そして、DACU-500を元の位置に戻した。その作業をしている間、「DACU-500を2個使って、CDトランスポートの出力端子とDAコンバーターの入力端子の両方に使ったらどうなるんだろうと・・・」と性懲りもなく考えた。

 大川さんの話によると、DAコンバーターのアナログ出力端子に使う同様な製品も新たに開発されて販売されているとのことである。

 「しかし、アナログ変換された後の音楽信号であるから、その効果のほどはどうなんだろう・・・」と思いつつも「近いうちに試してみたいものだ・・・」と思った。




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