2020/5/14
5178:面白いもの
高円寺にお住いの大川さんのお宅にお邪魔するのは半年ぶりぐらいであろうか。どん詰まりの私道に車をバックで納めてから、チャイムを押した。
「どうも・・・どうも・・・」という感じで家に迎え入れてもらった。早速リスニングルームに入って、リスニングポイントに置かれた3人掛けソファに座った。そのソファはハンス・J・ワグナーがデザインしたもので穏やかな色合いをしている。
大川さんのリスニングルームは、8畳ほどの広さである。けっして広くはないが、オーディオ機器以外のものがほとんど置かれていないので、窮屈な感じはない。
部屋の短辺側の壁を背にしてスピーカーがセットされている。そのスピーカーはMAGICO A3である。1年ほど前に新たに導入されたスピーカーである。
A3の前はGershman Acousticsという聞きなれないメーカーのスピーカーを使われていた。製品名はGrande Avant Garde。
上に行くほどに狭くなっていき、変則的な仰角もつけられていて、印象的なデザインのスピーカーであった。
新たに導入されたMAGICO A3は、MAGICOとしてはエントリモデルである。価格もMAGICOとしては現実的な価格に設定されている。MAGICOの他シリーズの価格と比べるとCP比が高いのではと思えてくる。
その造形は直線基調でそっけない。色合いも漆黒であるので、見るからに実直な印象をうけるスピーカーである。
キャビネットの素材はMAGICOらしく航空機レベルのアルミニウムである。内部の補強もこれでもか的な感じで施されていて、比較的コンパクトなトールボーイタイプのスピーカーであるにもかかわらず、重量は1台50キロもある。
リスニングポイントから見て右手には大型のオーディオラックがある。そこにはA3を駆動するCOPLANDのプリアンプとパワーアンプが置かれている。
さらに2系統のデジタル系の送り出し機器が設置されている。一つはORACLE CD2000とZanden MODEL 5000の組み合わせであり、もう一つはKRELL MD10とKRELL STEALTHの純正組み合わせである。
ORACLEやKRELLはハイエンドオーディオメーカーとして有名であるが、Zandenに関しては全く知識がなかった。
大川さんに窺うと、Zandenは日本のメーカーで、日本では無名であるが海外、特にアメリカでは高級ブランドして一定の認知度があるようである。
真空管式のプリアンプ、パワーアンプ、フォノイコライザーを二シリーズ展開していて、デジタル機器に関しては現在は製造をしていないとのことである。
Zanden Model 5000は独特のデザインセンスに貫かれている。その造形美を目にすると設計者の美意識の高さが窺える。
当初お伺いした時には、これ以外にもJOB DA96とWadia 12といったコンパクトなDAコンバータもお持ちであったが、それらは処分されたようである。
「ちょっと面白いものを見つけましてね・・・」といった内容のメールを頂いたのは数日前であった。
その時は「また病が再発して新しいDAコンバーターでも入手されたのであろうか・・・」と思ったが、オーディオラックにはそれらしいものは見当たらなかった。
「どうも・・・どうも・・・」という感じで家に迎え入れてもらった。早速リスニングルームに入って、リスニングポイントに置かれた3人掛けソファに座った。そのソファはハンス・J・ワグナーがデザインしたもので穏やかな色合いをしている。
大川さんのリスニングルームは、8畳ほどの広さである。けっして広くはないが、オーディオ機器以外のものがほとんど置かれていないので、窮屈な感じはない。
部屋の短辺側の壁を背にしてスピーカーがセットされている。そのスピーカーはMAGICO A3である。1年ほど前に新たに導入されたスピーカーである。
A3の前はGershman Acousticsという聞きなれないメーカーのスピーカーを使われていた。製品名はGrande Avant Garde。
上に行くほどに狭くなっていき、変則的な仰角もつけられていて、印象的なデザインのスピーカーであった。
新たに導入されたMAGICO A3は、MAGICOとしてはエントリモデルである。価格もMAGICOとしては現実的な価格に設定されている。MAGICOの他シリーズの価格と比べるとCP比が高いのではと思えてくる。
その造形は直線基調でそっけない。色合いも漆黒であるので、見るからに実直な印象をうけるスピーカーである。
キャビネットの素材はMAGICOらしく航空機レベルのアルミニウムである。内部の補強もこれでもか的な感じで施されていて、比較的コンパクトなトールボーイタイプのスピーカーであるにもかかわらず、重量は1台50キロもある。
リスニングポイントから見て右手には大型のオーディオラックがある。そこにはA3を駆動するCOPLANDのプリアンプとパワーアンプが置かれている。
さらに2系統のデジタル系の送り出し機器が設置されている。一つはORACLE CD2000とZanden MODEL 5000の組み合わせであり、もう一つはKRELL MD10とKRELL STEALTHの純正組み合わせである。
ORACLEやKRELLはハイエンドオーディオメーカーとして有名であるが、Zandenに関しては全く知識がなかった。
大川さんに窺うと、Zandenは日本のメーカーで、日本では無名であるが海外、特にアメリカでは高級ブランドして一定の認知度があるようである。
真空管式のプリアンプ、パワーアンプ、フォノイコライザーを二シリーズ展開していて、デジタル機器に関しては現在は製造をしていないとのことである。
Zanden Model 5000は独特のデザインセンスに貫かれている。その造形美を目にすると設計者の美意識の高さが窺える。
当初お伺いした時には、これ以外にもJOB DA96とWadia 12といったコンパクトなDAコンバータもお持ちであったが、それらは処分されたようである。
「ちょっと面白いものを見つけましてね・・・」といった内容のメールを頂いたのは数日前であった。
その時は「また病が再発して新しいDAコンバーターでも入手されたのであろうか・・・」と思ったが、オーディオラックにはそれらしいものは見当たらなかった。