2020/1/24

5066:コンデンサー  

 オーディオ機器は長年使っていると修理が必要になることがある。なので、メンテナンスが可能かどうかはとても重要な要素である。

 特に我が家のリスニングルームで活躍しているようなヴィンテージオーディオと呼ばれる古いオーディオ機器などはメンテナンスが必要となることがとても多い。

 我が家のアンプは、プリアンプがMarantz Model7でパワーアンプがMarantz Model2である。どちらも1950年代に設計されたものである。

 これらの古いアンプはこれまでに何度も入退院を繰り返してきた。ようやく安定してしてきたところである・・・と言っても昨年1年間の間にどちらも1回は入院した。

 ヴィンテージアンプのメンテナンスでお世話になっているのが、埼玉県ふじみ野市にある「響工房」である。

 とても小さな工房で一人で切り盛りされている。そのHPには「銘機を使うためには、しっかりしたメンテナンスが必要です。 海外・国産の銘機を完全修理 。」と謳われている。

 確かにMarantz Model7もModel2も「銘機」と言っていいであろう。60年以上前に設計製造された古いオーディオ機器であるが、未だに愛用者も多い。

 特にMarantz Model7は、ヴィンテージオーディオの分野におけるプリアンプとしては一番人気のあるモデルかもしれない。

 しかし、一括りにModel7と言っても、製造されてから何度もメンテナンスを受けているはずなので、その過程において使用されたパーツによって、その音については大きく異なってくるケースがある。

 さらに製造時期によってもともと使われているパーツが異なっていたりする。一般的に初期に製造されたモデルの方がパーツ類も良いものが使われていて、販売価格も高かったりする。

 特に最初期の頃に製造されたものは、フロントパネルの色合いがゴールドで、華やかである。その後フロンパネルはシルバーに変わっていく。どうして色を変えたのかは分からないが「黄金色」に輝くフロントパネルは最初期モデルの特徴である。

 さらにウッドケースに入っていると目につくことはないが、本体のシャーシの色合いが最初期モデルは渋いグリーンである。

 これも、最初期以外はグレーの入った茶色に変わっていく。こういった最初期型の仕様のModel7はコレクターモデルとして非常に高値で販売される。「希少性」が価格を押し上げるのである。

 残念ながら私が所有しているModel7はそういったコレクターアイテムとして高値で取引される最初期型ではない。

 フロントパネルはシルバーでシャーシはグレーの入った茶色である。ただし、ボリューム部品が日本製のものに変わってしまう「後期型」ではなく、おおまかに「初期型」と呼ばれる世代のものである。

 製造されてからの年数を考えるととても綺麗な躯体である。私の手元に来るまでの間に所有されていたオーナーが非常に大切に扱っていたことが分かる。

 そのModel7であるが、具合が悪くなったわけではないが近いうちに「響工房」に持ち込む予定である。

 実は探していたコンデンサーが見つかったのである。WEのもので402Cという品番のものである。402Cはインターネットなどで検索すると幾つか見つかるのであるが、その数値が合うものはなかなかなかった。ようやく見つけて2個を購入した。それが自宅に届いたので、コンデンサーの交換作業を依頼する予定である。

 コンデンサーは消耗品である。長年使い続けていると容量が減ってきて絶縁不良が起きる。そこで新たなものに取り換えるのであるが、そのコンデンサーによって音に大きな差があるのである。

 あくまでオリジナルである「バンブルビー」にこだわる人もいれば、「ブラックビューティー」などの代替品で十分という人もいる。メンテナンスにもいろんな流儀があるのである。

 私はパーツが見つかれば、WE系のコンデンサーに変えている。WE系の古い時代のパーツは精度が高い。信頼感があるのがその理由である。「オリジナル重視派」からすると、「本来のModel7ではなくなる・・・」と揶揄されてしまうかもしれないが・・・ 




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