2019/12/28

5039:SONY SS-G7  

 中学生の頃の友人の父親がオーディオマニアであった。私が初めて会ったオーディオマニアと言えるかもしれない。

 リスニングルームは8畳ほどの広さであった。ほぼ正方形の形の部屋であったことを記憶している。

 その当時は当然レコードの時代である。レコードプレーヤーはPIONEER製の重厚なものだった。プリアンプとパワーアンプに関してはどこのメーカーのものだったのか記憶が曖昧である。唯一パワーアンプに関して憶えていることは、大きなパワーメーターが前面にあったことである。

 そして、一番記憶に残っているのがそのスピーカーである。そのスピーカーはSONY SS-G7であった。

 サランネットを外してもらってユニットを見せてもらったことがあった。そこには大・中・小という感じで三つのユニットが綺麗に縦に並んでいた。

 ウーファーは38cmあり、その存在感はさすがという感じであった。スコーカーは10cmで、トゥイーターは3.5cm。

 その姿を見て意味もなく「凄い・・・」と思ってしまった。当時はユニットの数が多いほど高性能で良い音がするを信じられていた。

 さらに印象的であったのが、そのバッフル面の仕上げである。細かなラインが無数に縦と横に入り、まるで森永のミルクキャラメルの表面のような仕上げになっていた。

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 その時に聴かせてもらったのは、マーラーの交響曲第4番であった。朗々と鳴っていた。かなりの大音量だったと記憶している。

 「さすがに…高級なオーディオ機器で聴くと凄いな・・・」と中学1年生か2年生ぐらいであった私は感心した。

 その当時我が家のリビングルームの片隅に置いてあったのは「コンソールステレオ」あるいは「アンサンブルステレオ」と呼ばれていた四本足の付いたレコードプレーヤ、レシーバー、スピーカーの全てが一体となったかなり旧型のものであった。

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 VICTOR製であった。その我が家の古い機器と友人の父親のリスニングルームにある最新型のオーディオシステムでは、確かに隔世の感があった。

 そんな中学生の頃の経験が、その後40歳を過ぎてからオーディオに嵌まる遠因となったのかもしれない。

 それにしても、中学生の頃に聴いて憧れを抱いた1970年代のオーディオ機器よりもさらに20年ほど古いオーディオ機器が、我が家のリスニングルームに鎮座しているのは何の因果であろうか・・・




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