2019/12/22

5033:ドライバー  

 ゴルフは一頃スポーツ分野の趣味において重要な位置を占めていた。もっとも嵌まったのが30代の後半でもうそろそろ20年も前のことになる。

 その頃は年間40ラウンド以上の数をこなし、ゴルフ練習場にも週に2回は行っていた。スコアは大体80台で、ごく稀に70台のスコアも出た。

 しかし、40代に入ってから徐々にゴルフ熱は冷めていき、50代になると練習場にも全く行かなくなってしまった。

 年間のラウンド数も減っていき、今年は14回まで減った。ほぼ月に1回のペースである。当然の結果としてスコアも低迷している。今年の平均スコアは96程である。14回のラウンドのうち6回は100を超えている。

 年末になって、その14回のラウンドのスコアを見て「さすがにまずいかな・・・」とも思うようになった。「来年はもう少しがんばってみるか・・・」とも考えた。

 ゴルフ熱が高かった頃は道具にも凝った。毎年のように最新のドライバーに買い替えたりしたのである。

 しかし、今私のキャディバッグに収まっているクラブは10年以上の間変わっていない。「ゴルフをまた頑張ってみるなら、一式総取り換えしてみるかな・・・投資すると元を取ろうとして練習の動機付けになるかもしれない・・・」そんなことを夢想した。

 ゴルフに関する産業は今や完全に斜陽部門である。多くのゴルフ場は倒産し、外資系に買収された。「ゴルフ5」や「二木ゴルフ」といったゴルフ用品を扱う大型店も店舗数を減らしている。ゴルフ会員権の相場は地を這うような価格で依然推移している。

 ゴルフ場の来場者の平均年齢は60歳を超えているのではないかと思えるほど老人ばかりである。これでは先行きは細っていくばかりであろう。

 バブル時代のゴルフ熱が異常だったのであって、現在の状況がノーマルなのかもしれないとも思えるが、一頃の華やかさを少しかじった私としては随分と寂しい状況だとついつい思ってしまう。

 少し冷静になった。「クラブを総取り換えするとなると数十万円の出費となるから、とりあえずドライバーだけでも新しくしてみるかな・・・」と、思い直すようになった。

 ドライバーだけでも良いものであれば6万円ほどする。道具を新しくするとそれを試したくなるもの・・・練習場にも足がむくかもしれない。そんなことを思いながらスマホで最新ドライバーの情報を集めた。

 今年もっともブレークした女子プロは間違いなく渋野日向子であろう。私もたまたま全英オープンをテレビで観ていてファンになった。

 その渋野プロが使っているドライバーはPING G410である。「これにするかな・・・」とスマホを見ていた。価格は60,720円である。

 ポチっとすると送料無料で自宅に送ってもらえる。「やっぱり、年が明けてからにしよう・・・気が変わるかもしれないからな・・・・」と自分に言い聞かせて、スマホの画面を閉じた。




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