2019/12/3

5014:回復基調  

 檜原村営下元郷公衆トイレを後にしてさらに先へ進んだ。檜原村役場を右にやり過ごすと、「橘橋」のT字路交差点にぶつかる。

 この交差点を左折した。交差点には表示板がある。「都民の森 21km」と書かれていた。その表示板の下には「Forest of Tokyo Citizen」と英語の表記が追加されていた。

 ここからは上り基調のアップダウンがしばらく続く。道が上り基調であると、心拍数も上り基調である。

 道が上ると心拍数がすっと上がる。平坦や下りになると落ちつく。チームで走る時には「数馬」までは基本隊列キープで走り、「数馬」で小休止した後、都民の森まではフリー走行ゾーンとなる。

 「数馬」までは「橘橋」から16kmほどある。良いペースで走っていった。常に上りというわけではないが、脚の余力は順調に削られていった。

 「数馬」のバス停で小休止するころには、脚の余力は枯渇しかけていた。体調不良が続いて調子はかなり落ちていたが、ジムでのトレーニングを再開したので少しばかり戻りつつあった。

 「でも、まだ無理はできないので、一定のペースを維持して走り切ろう・・・」と心に決めて、都民の森までの最後の行程へ向けて走り始めた。

 「数馬」では蛇の湯温泉たから荘の歴史を感じさせる合掌造りの建物が左側に見える。日本の原風景を感じながら、厳しいヒルクライムコースへ向かった。

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 序盤は緩やかなペースで推移したが、やがてペースは上がっていく。斜度には大きな変化はないが、しっかりとした斜度が続き、緩むことはない。

 心拍数はやがて170を超える数値をサイコンの小さな窓に示すようになった。「170から175までの心拍数を維持すれば、最後までたれないはず・・・」と思いながら、クランクを回し続けた。

 ペースが上がると隊列は縦に大きくなっていった。私は後方から長い隊列の後ろ姿を眺めていた。辛くなると視線が下に落ちてしまう悪い癖があるので、今日は意識して視線を前に維持するようにした。

 コースも後半へ入っていった。ちょうど50メートルほど前に一人のメンバーの後ろ姿があった。その背中に引いてもらう形で後半のコースを走った。

 視線を前を行くメンバーの背中に焦点を当て続けると、自然とペースが上がってくる。それにつれて心拍数も上がっていき、180に近づいてきた。

 「脚がもつかな・・・」と思いながら吸引力に応じて前を行くメンバーの背中に迫っていった。残り距離は少なくなっていた。

 そしてようやくその背後にぴったりと貼りついた。激しい呼吸音のせいで後ろに付いたことは前のメンバーにはバレバレである。

 このままゴール直前まで貼りついて最後のラストスパート合戦に持ち込む予定であったが、残り距離1kmぐらいのところで前のメンバーがペースをぐいっと上げた。

 追いつくために脚を使ってしまったので、そのペースについていけなかった。また前を行くメンバーとの間には広い空間が生じてしまった。そしてそのままゴールした。

 ほぼ一定のペースで走り切ることができた。調子が戻るまでにはまだ長い時間が必要かもしれないが、回復基調にあることが分かって少し嬉しかった。

 「都民の森」と刻まれた石碑の前まで行って、その前にLOOK 785 HUEZ RSを設置してスマホで写真を撮った。

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