2019/11/19

5000:決断  

 中山トンネルを抜けると、ゴール地点は近い。小河内ダムの排水設備を横目に見ながら最後の行程を走った。

 脚はほぼ売り切れ状態であった。風邪の症状が治まった後も、何故かしら体調が思わしくない状態が続いている。風邪の症状が約3週間と異様に長く続いたこともあり、免疫力が相当落ちていることが窺えた。

 「もう、歳かな・・・」と思わざる得ない。「あるいは、もしかしたら何かの悪い病気であろうか・・・」とも心配になる。

 実はつい最近、顧問先の会社の経営者の方でまだ60歳になったばかりの方が「悪性リンパ腫」で緊急入院した。

 入院する2日目にその方と会ったばかりであったのでショックであった。発熱が続いて風邪とばかり思っていたが、精密検査をしたところ分かったようである。そんなこともあったので、自分の体調に少し神経質になっていた。

 小河内ダムに堰き止められている奥多摩湖に到着した。息が切れた。脚もヘロヘロという感じで、「まずいな・・・これは・・・」と思った。

 奥多摩湖を左に見ながら広々とした第2駐車場へゆっくりと走っていった。奥多摩湖の水は、台風19号の影響がまだ残っていて薄茶色に濁っていた。

 「まだ、台風の影響が消えないのか・・・」そんなことを思った。そして、第2駐車場に着く頃に「今日は、柳沢峠まではいかずに、ここで引き返そう・・・」と決断した。

 「今の体力では柳沢峠まで走ると翌日はほぼ廃人状態になってしまう。明日は仕事のスケジュールがびっしりなうえに、夜には社交ダンスのレッスンの予定も入っている。明日のことを考えたら、ここは無理をしない方がいであろう・・・」と思ったのである。

 そして、第2駐車場に着いた時に、その旨をリーダーに告げた。ロードバイクを立てかけて、東屋でしばしの休息タイムを過ごした。

 途中のセブンイレブンで購入してサイクルジャージの背面ポケットに忍ばせていた「赤飯おにぎり」を取り出した。

 それを一口頬張った。もち米の粘り強い食感が心地よかった。しばしの休息タイムを過ごしているうちに、体が随分と回復した。一瞬「柳沢峠、いけるかな・・・」とも思ったが「いやいや、『道の駅たばやま』までもだらだと上っているしすぐに脚の余力は枯渇するだろう・・・」と思い直した。




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