2019/10/15

4965:MINI  

 大川さんのリスニングルームに案内された。リスニングポイントに置かれた3人掛けソファの真ん中に座っていると、珈琲が運ばれてきてソファテーブルの上に置かれた。

 その珈琲をゆっくりと飲みながらしばしの談笑タイムを過ごした。私は大川さんのお宅でMAGICO A3の音に触れる前に、一度だけMAGICO製のスピーカーを聴いたとがあった。

 それは随分と時間を遡って2006年のことである。13年も前のことである。ちょうどオーディオを趣味とするようになった頃で、その当時は今と違って最新型のハイエンドオーディオ機器に興味があった。

 秋葉原にあるダイナミックオーディオにも足繁く通っていた。どのフロアであったかは忘れてしまったが、2006年当時においては新進メーカーであったMAGICOの「MINI」が展示されていて、その音をゆっくりと聴かせていただいた。

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 MINIは独特の構造と形状をしていた。バルチックバーチを17枚圧縮したエンクロージャーを採用していて、同じ意匠の専用スタンドと一体となっていた。

 ぱっと見はコンパクトな2ウェイスピーカーであるが、並みのコンパクト2ウェイスピーカーと一線を画すような重厚さがあった。

 コンパクトな形状のスピーカーとしては異例の重さがあり、金属と木が上手く組み合わされていた。そのデザインはかなり洗練されていて、とても良い印象を持った。

 バリバリのハイエンド系の駆動システムで鳴らされたMINIの音は、「MINI」という製品名に似合わない本格的なもので、豊かなエネルギーをしっかりと放っていた。

 比較的コンパクトな形状からくる音離れや定位の良さがあり、スピーカーがすっと消えてしまう感じが素晴らしかった。

 音がスピーカーの周囲に一切まとわりつかないことによる音の浮遊感があり、大型スピーカーには無い良さを持つ非常に優れたスピーカーであった。

 残念ながら「MINI」は、今は生産完了モデルとなっているが、印象に残るスピーカーであった。あやふやであるが、確かMINIはMAGICOのデビュー作であったと記憶している。

 そんなMINIの話を大川さんとした。大川さんもMINIの存在は知っていた。「じっくりと聴いたことはなかったけど、インターナショナルオーディオショウでちょい聴きしたような気がする・・・」と話されていた。




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