2019/6/21

4849:DS-251 MKU  

 彼女の家で現在使用されているDIATONE DS-251 MKUは、1970年に発売されたDS-251の改良型である。発売は1973年で1976年まで生産された。

 DS-251 MKUは、2ウェイのスピーカーシステムにスーパートゥイーターを追加した3ウェイ構成のスピーカーシステムである。

 当時のベストセラーモデルである。DS-251とDS-251 MKUは、両方のモデルで、延べ60万本という驚異的な売り上げを記録した。

 彼女の使っているものは、外観も含めてフルメンテナンスが施されていたので、年数を経たスピーカーである割には、美しい外観を保っている。

 DS-251 MKUは、彼女の部屋で初めて聴いた。思っていた以上に中低域に厚みがあった。DIATONEというと、高域寄りのバランスというイメージがあったが、比較的落ち着いた印象の音色であった。

 そのスピーカーを駆動するアンプはSONY TA-1120Aである。DIATONE DS-251 MKUよりも古く1967年に発売されている。
 
 そしてレコードプレーヤーはYAMAHAのYP-700。その発売は、DIATONE DS-251 MKUと同じく1973年である。

 この3点セットは、彼女に頼まれて私が調達した。彼女の依頼は「1960年代後半から1970年代前半の古いオーディオ製品で、デザインの良いもの・・・予算は3点セットで10万円ほど・・・」というものであった。

 ヤフオクなどでこういった古い時代のオーディオ機器は安価で売られているが、コンディションの悪いものが多い。その見極めはなかなか難しかったが、割と良いものが揃ったという印象を持った記憶がある。もう数年前のことである。

 彼女は決してオーディオマニアではない。年齢からしてもレコードで音楽を聴いた世代ではない。どういうわけか、古い時代のものが好きなようである。

 「1960年代後半から1970年代前半って、何かしら違うんです。とても美しいく、凛としています。1980年代に入るとすっかりダメになってしまうんです・・・」と、彼女は話していたことがあった。

 そう言われてもあまりピンとこなかったが、自分であれこれ悩んで揃えた3点セットのオーディオ機器を眺めた時、「確かにこの時代の日本のオーディオ製品には、何か独特な雰囲気がある・・・時代の息吹を強く感じさせる何かが・・・」と思った。

 Spendor SP1/2をヤフオクで落とそうかと思っていると、彼女は話していたが、予算の関係から難しそうである。もうしばらくの間は、DIATONE DS-251 MKUは、彼女の部屋で活躍を続けそうである。




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