2019/5/7

4804:風張峠  

 「山のふるさと村」への分岐点であるY字路交差点の信号は青であった。この交差点を越えると斜度はしっかりとしたものになる。風張峠の頂上までは9kmと少しの距離である。

 ここをバトルモードで走っていく。普段のロングライドで走る峠道よりも長いので、ペース配分が重要である。前半頑張りすぎてしまうと、後半で失速してしまう。

 今日は、ここまでのペースが普段よりも速く、脚の余力が心許ない状況であったので、なおさら慎重に走る必要があった。

 走り始めは200ワットを少し超える程度の負荷で走った。もちろんこのペースで終始するわけはなく、やがてペースを上げていったメンバーが次々に前に出ていった。

 その背中を見送りながら、私も中盤へ向けてパワーを上げていった。リーダーは強力な心肺機能を持つ高校生と共にぐんぐんと前に出ていき、やがて視界から消えた。

 3番手と4番手を行くメンバーはその背中が前に見えていた。中盤に入り硬直状態になりつつあった。二人の背中は等間隔に並んでいた。それぞれ100メートルほどの差が付いていた。

 中盤は230から240ワットほどの平均パワーで走った。脚は早急に削られていき、充電量は減っていったが、前を行くメンバーの背中が引き上げてくれるので、後半に入っても脚はまだもっていた。

 5kmほど上り、前のメンバーの背中がかなり近づいてきた。「追いつけそうだ・・・」そう思ってクランクに込めるパワーを増していくと、後方から迫ってきた存在に気付いたメンバーもパワーを上げる。追いつけそうで追いつけない状況がしばし続いた。

 異変が起きたのは、残り距離が3kmを切った頃合いであった。サイコンのパワーの数値が急に下がり始めた。

 200ワットを切るような数値になり、「まずい・・・脚が切れた・・・」と焦り、無理やりクランクに込めるパワーを上げようとするが、200ワットを超えてもすぐにその数値は下がり始める。

 こうなると如何ともし難い。近づいていた前を行くメンバーの背中はどんどんと遠ざかっていき、やがて視界から消えた。

 風張峠の終盤はアップダウンが繰り返される。本来はここでがしがしと漕いで前を行くメンバーを追うべきであるが、今日はそういうわけにはいかなかった。

 どうにかこうにか風張峠の頂上に達した。終盤で脚がなくなったことは残念であった。Mt.富士ヒルクライムまで1ケ月余りしかないので、もう少しスタミナをつけないと、レース本番でも終盤で失速する可能性がある。課題が見つかったヒルクライムであった。

 風張峠は標高が高い。道標には「東京で一番高い道路 標高1146メートル」と記されている。その道標を通りすぎた先でロードバイクを止めて、そこから望める景色を遠く眺めた。天気は良かったので、遠くまで見渡せた。

クリックすると元のサイズで表示します

 メンバー全員が走り終えてから、恒例の記念撮影をして、3km程下った先にある都民の森へ移動した。

 都民の森の駐車場はは満車状態であった。天気が良かったので、ローディーの姿も多かった。ここでいつもの「みとう団子」を食した。相変わらず素朴な味わいであった。




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ