2019/4/22
4788:ほうとう
笹子峠は穏やかな峠である。上り口は真新しい道路が続くが、すぐに山間の峠道になり、道の両側は鬱蒼とした木々が覆う。

その木々を通して漏れてくる木漏れ日を浴びながらゆったりとしたペースで走った。少し暑いくらいであったので、この木陰の道は気持ちいい。
斜度もちょうどいい感じで体感的には5%ほどであろうか・・・急に斜度がぐんと上がるポイントもなく、気持ちよく上ることができる。もちろん、この峠もバトルモードで走れば苦しいはずであるが、一定のゆったりとしたペースで走るととても快適なヒルクライムコースとなる。
上りきったところに「笹子隧道」がある。このトンネルは昭和13年に建てられたもので、その造形から歴史を感じる。

トンネルは短い。入口からは向こう側の出口が小さく見えている。トンネル内は照明がない。ロードバイクの小さなLEDライトで、漆黒の闇にわずかばかりの空隙を穿ちながら進んで行くと、ロードバイクが浮いているようなひやっとする浮遊感を感じる。
このトンネルは短いが、独特の雰囲気がある。その魔界の入り口かと見紛うトンネルの向こう側は、延々と続く下りであった。
その長い下り道を爽快に下っていった。顔に当たる風は春の心地よさを伝え、所々に桜も残っていた。上り返しもなく塩山市の市街地まで重力のベクトル通りに走っていった。
目的地は「七福」である。名物は「ほうとう」であるが、そばやうどん、馬刺し定食などもある。ほうとうは2種類、普通の「ほうとう」と「塩こうじほうとう」から選べる。
その「七福」に到着した。店の前にロードバイクを2,3台ごとに立てかけて、チェーンキーをかけた。
店内に入り、注文した。気温からすると「ほうとう」よりも「ざるそば」が相応しい気がしたが、皆「ほうとう」を注文した。

私は普通の「ほうとう」を選択した。2名は「塩こうじほうとう」を注文し、リーダーは「ほうとう」にさらに馬刺しとライスが加わる「ほうとうセット」を選んだ。
ここの「ほうとう」は、具沢山である。たくさんの具材がごろっとした質感で入っていて、具材だけでもお腹一杯になるほどのボリュームである。完食すると胃袋がぐっと沈み込む感じである。
「七福」でのまったりした時間を過ごした後はいよいよ柳沢峠へ向けて出発である。「七福」から少し先にあるセブンイレブンで柳沢峠の頂上で食する補給食を仕入れて、長く続く苦難の道へ向かうことになった。

その木々を通して漏れてくる木漏れ日を浴びながらゆったりとしたペースで走った。少し暑いくらいであったので、この木陰の道は気持ちいい。
斜度もちょうどいい感じで体感的には5%ほどであろうか・・・急に斜度がぐんと上がるポイントもなく、気持ちよく上ることができる。もちろん、この峠もバトルモードで走れば苦しいはずであるが、一定のゆったりとしたペースで走るととても快適なヒルクライムコースとなる。
上りきったところに「笹子隧道」がある。このトンネルは昭和13年に建てられたもので、その造形から歴史を感じる。

トンネルは短い。入口からは向こう側の出口が小さく見えている。トンネル内は照明がない。ロードバイクの小さなLEDライトで、漆黒の闇にわずかばかりの空隙を穿ちながら進んで行くと、ロードバイクが浮いているようなひやっとする浮遊感を感じる。
このトンネルは短いが、独特の雰囲気がある。その魔界の入り口かと見紛うトンネルの向こう側は、延々と続く下りであった。
その長い下り道を爽快に下っていった。顔に当たる風は春の心地よさを伝え、所々に桜も残っていた。上り返しもなく塩山市の市街地まで重力のベクトル通りに走っていった。
目的地は「七福」である。名物は「ほうとう」であるが、そばやうどん、馬刺し定食などもある。ほうとうは2種類、普通の「ほうとう」と「塩こうじほうとう」から選べる。
その「七福」に到着した。店の前にロードバイクを2,3台ごとに立てかけて、チェーンキーをかけた。
店内に入り、注文した。気温からすると「ほうとう」よりも「ざるそば」が相応しい気がしたが、皆「ほうとう」を注文した。

私は普通の「ほうとう」を選択した。2名は「塩こうじほうとう」を注文し、リーダーは「ほうとう」にさらに馬刺しとライスが加わる「ほうとうセット」を選んだ。
ここの「ほうとう」は、具沢山である。たくさんの具材がごろっとした質感で入っていて、具材だけでもお腹一杯になるほどのボリュームである。完食すると胃袋がぐっと沈み込む感じである。
「七福」でのまったりした時間を過ごした後はいよいよ柳沢峠へ向けて出発である。「七福」から少し先にあるセブンイレブンで柳沢峠の頂上で食する補給食を仕入れて、長く続く苦難の道へ向かうことになった。