2019/3/29

4763:D-77MRX  

 Yさんのオーディオシステムのラインナップは、Paoさんから引き継いだAurex SY-Λ88UとLo-D HMA-9500が駆動系を構成していて、送り出しであるレコードプレーヤーはKENWOOD KP-1100、CDプレーヤーはKENWOOD DP-1100SGであり、システムの要となるスピーカーはONKYO D-77MRXである。

 6畳間の短辺側にシステムは設置されている。センターラック方式の配置で、ラックにはタオックのSS-4が使われている。鋳鉄製の4段ラックはがっちりとして重そうである。

 その4段ラックに、上から順番に、KENWOOD KP-1100、KENWOOD DP-1100SG、Aurex SY-Λ88U、Lo-D HMA-9500と並んでいる様は、実に重厚感があふれている。

 ラックは鋳鉄製で濃い目のグレー、四つ並んだオーディオ機器は真っ黒なものばかり。その色合いと四つの機器のデザインが醸し出す雰囲気は少々ハードボイルドである。

 そして、そのタオック製のラックを真ん中にして、ONKYO D-77MRXが両側に立ち並んでいる。ニアフィールドに置かれたリクライニングチェアに腰かけた。リクライニングチェアは折り畳み式の「ニーチェアX」である。

 そのため普通のソファに腰かけるよりは、耳の位置が低くくなる。二つ並んだ「ニーチェアX」に私とPaoさんが座り、Yさんはその後方ダイニングルームから持ち込まれたダイニングチェアに座った。

 「ニーチェアX」に深く腰掛けて、前方近くに並ぶオーディオシステムを眺めた。その風景は何というか、一世代前のオーディオシステムの象徴的な眺めのような気がした。

 その風景は特定の世代にとっては、一種得も言われぬ桃源郷的な風情を醸し出してくれるものなのかもしれない。

 ONKYO D-77MRXはONKYOのロングセラーモデルであるD-77の何世代目かのモデルであり、Yさんによると、2000年に発売されたモデルとのことである。

 見た目は「これぞ!MADE IN JAPAN」といった風貌である。サランネットを外すと30cmのウーファーの存在感がある。

 スコーカーには12cmのユニットを採用している。ツィーターは2.5cmのドーム型、どうやらその当時の最新の素材が奢られているようである。

 専用のスタンドに乗せられたそのスピーカーは、実に折り目正しい音が出てくるような予感を醸し出している。

 「遊び心」といったものはまったく感じられないが、パワフルで均整の取れた筋肉質的な音が放出されるのでは、と思ってしまう外観である。

 先日、「オーディオショップ・グレン」で聴いたSONY SS-A7が、日本製でありながらどこかしらイギリス製のスピーカーを思わせるような外観であったの対して、ONKYO D-77MRXは紛うことなき「MADE IN JAPAN」のスピーカーである。
 
 正直に言うと、この手のスピーカーはあまり好きではない。まじめさだけが前面に出ていて、ゆとりというか余裕が感じられない。

 PaoさんのYAMAHA NS-5000はプロポーションは同じようであるが、外観がピアノブラック仕上げであるので、華麗さが感じられるのが救いである。

 しばしの雑談タイムを過ごした。リスニングルームにはレコード棚が置かれていて相当な枚数のレコードが几帳面に収納されていた。 




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