2019/2/22

4728:比較試聴  

 CD-DSPとKSL-2、さらにKSL-2とKSA-150とを接続するRCAケーブルが、MITのMI-330から同じMITのMI-330 SHOTGUNに替わった。

 同じMITのケーブルであり、同じ時代の製品であるので、大きな変化はないと思われるが、MI-330の上級ポジションにあたるSHOTGUNであるので、良い結果が出ることが期待された。

 先ほどまで聴いていた、シューマンの「女の愛と生涯」を再度聴いた。8曲の歌曲で構成されたこの作品はシューマンの代表的な歌曲集である。

 RCAケーブルを替えたことによる音の違いは、やはりそれほど大きいものではなかった。同じメーカーの製品であるので、音の基本的な傾向はやはり似ている。

 似ているが、慎重に耳を傾けると違いはやはりあるものである。MI-330 SHOTGUNの方が低音がふくよかで腰の座りが良いと感じられた。

 「やはり、上級モデルであるので、低域に関しては優位性が感じられるな・・・」

 ピアニストの左手の動きがよりしっかりと目に見えるような感覚がある。SHOTGUNは黒い謎の被膜が半分以上を占めている。その被膜部分は若干太くなっている。その視覚的な違いがそのまま低音に影響を与えているかのようであった。

 それに比べてMI-330の低域はシャープでスピーディな印象を受ける。比較することがなければ、これはこれで自然な減衰感があり、違和感は全くない。

 音像に関しては、SHOTGUNの方が前に出てくる。さらに、横の広がりが出る感じがある。MI-330はどちらかというと奥行き深く音場が展開し、音像も奥まった位置に定位する。

 音増が前に出る効果か、解像度も上がったかのような印象を受けるが、最新のケーブルほどに解像度優先ではない。

 8曲の歌曲が終わってから、さらにバッハのゴルドベルグ変奏曲のCDに切り替わった。グレングールドは、演奏中に声を出す。

 その声が、先ほどよりもはっきりと聴こえる。グレン・グールドが演奏に込めた熱情がよりストレートに伝わる感があり、印象は良かった。

 グールドさんは「やはり、SHOTGUNは良い点が多いですね・・・MI-330は癖がなく自然な感じが美点で長い間使っていましたが、SHOTGUNは低音が豊かになり、音像にエネルギーが籠ります・・・とても参考になりました。ぜひ使ってみたいですね・・・」と話された。

 結局、2セットのMIT MI-330 SHOTGUNは、グールドさんのお宅に引き取られることになった。MI-330も2セットあるので、全てMI-330 SHOTGUN、どちらか一方のみMI-330 SHOTGUNなど様々な組み合わせも試してみたいとのことであった。




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ