2019/1/25

4700:300B  

 TANNOY CHATSWORTHを駆動するパワーアンプは、300Bのプッシュプルアンプである。メーカーはUESUGIである。

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 紺色のシャーシには威圧感すらある300Bが左右で2本ずつ、合計4本装着されていた。300Bは出力管としてはとても人気の高い球である。

 300Bは中高域の粒立ちが細やかで、中低域にかけて量感のある音ということが一般的に言われている。言い換えると、とても真空管らしい音質とも言える。
 
 まずは、アナログから聴かせていただいた。レコードプレーヤーはTHORENS TD-124である。アームはSMEの9インチタイプで、カートリッジはシェルター501。

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 THORENS TD-124は最近レストアを受けたようで、レストア前よりもレストア後の方がアナログを聴く時間が増えたとのことであった。

 バロックのレコードから聴いた。音が出た瞬間、なんだか懐かしさがこみあげてきた。TANNOY CHATSWORTHらしい明るく滑らかな音色で、繊細で優雅な音楽が流れ出したからである。

 TANNOY CHATSWORTHは我が家のリスニングルームで4年ほど活躍していた。ほぼ毎日そのコンパクトな躯体から発せられる音を耳にしていたので、その音は脳の聴覚中枢に沁み込んでいた。

 その記憶の音としっかりと符合する音の傾向に、心の中で「やはりCHATSWORTHは良いなあ・・・」と思った。

 OLD TANNOYはキャビネットを響かせる。その響き具合が生命線ともいえるが、その響き具合で同じOLD TANNOYでも音の傾向が違う。

 CHATSWORTHはかなり響かせるキャビネットなのであろう。おおらかに歌い、抑圧的な傾向はあまりない。それが、音楽を活き活きとさせているのかもしれない。

 その後レコードを数枚聴かせていただいた。もっとも得意な分野は小編成のバロックかもしれないが、オーケストラも破綻なくこなす。

 後半はCDも聴かせてもらった。CDトランスポートはSONY製のもの。DAコンバーターは「金田式」のものである。

 プリアンプも「金田式」のアンプであった。「金田式」とは金田明彦氏が設計し雑誌に発表したものを自作マニアが作製したものを指す。

 CDになったからと言ってガラッと音の傾向が変わるわけではなく、完結したバランスの良さを感じる。

 CHATSWORTHは、このスピーカーが持つ素晴らしい素性をしっかりと表現していた。駆動する真空管アンプとの相性も良いようである。

 しばし、聴き入っていた。音楽の合間の談笑タイムで、新たに一つのスピーカーを入手した話を聞いた。

 新たに入手されたのはRogers LS3/5Aである。LS3/5AはBBCのモニター用として開発された小型スピーカーである。

 seiboさんは、その新たなスピーカーを使って、サブシステムを構築された。CHATSWORTHを充分堪能した後に、そのLS3/5Aによるサブシステムを聴かせてもらうこととなった。




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