2019/1/24

4699:CHATSWORTH  

 OLD TANNOYと呼ばれるスピーカー群の中で一番小さい製品は「VLZ」である。VLZは、10インチの同軸ユニットが搭載されている小型のスピーカーであり、設置にはスタンドが必要になる。

 日本の家屋事情にも合っている手ごろな大きさからか人気も高く、中古市場でもよく見かける。モニターゴールドが入ったオリジナルキャビネット仕様であれば、30万円を超えるプライスが付く。

 VLZに比べると中古市場でもほとんど見かけることはなく、一般的な認知度はぐっと下がるが、その次にコンパクトなOLD TANNOYが「CHATSWORTH」である。

 こちらは12インチの同軸ユニットが搭載される。キャビネットにはコーナー型とスクエア型があるが、コーナー型のキャビネットはとてもレアな存在である。

 スクエア型のオリジナルキャビネットのCHATSWORTHは4年ほどわが家でも使用していた。オーディオを趣味とするようになってしばらくはハイエンドオーディオに嵌まっていたが、やがて興味はヴィンテージオーディオに向かうようになった。TANNOY CHATSWORTHはそのきっかけとなったスピーカーである。

 CHATSWORTHのサイズは、幅39.5cm×高さ84cm×奥行き26cmである。コンパクトなスピーカーで、私の広くないリスニングルームにもしっくりとくるサイズであった。

 その音色は、明るく滑らか。同じTANNOYであっても、VLZが英国的な渋さが際立つのに対してCHATSWORTHはイタリア的な要素が盛り込まれているような印象があった。

 CHATSWORTHは、QUADの真空管アンプで鳴らしていた。そのコンビの相性は良かったようで、バランスの良い音を奏でてくれていた。

 しかし、その後我が家のリスニングルームの主は同じTANNOYのGRFに変わった。いっきに大きな体躯を有するコーナー型スピーカーになったのである。その結果、TANNOY CHATSWORTHは他のマニアの家に嫁いでいった。

 その他家に嫁いだCHATSWORTHに久しぶりに対面した。その場所はseiboさんのリスニングルームである。

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 久しぶりに目にするCHATSWORTHは、やはり見目麗しい姿かたちをしていた。形状はスリムですらっとしている。

 明るめの茶色の色合いのキャビネットが、その固有の音色を色で表しているかのようである。淡いグレーの色合いのネットには12インチのユニット在りかが透けて見えていた。 




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