2007/6/24

467:Stella OPUS  

 Stella OPUSは美しいスピーカーである。その仕上げの素晴らしさ。その存在を過度に主張しない丁度いい大きさや佇まい。「大人のスピーカー」といった印象を受ける。オーディオ専用のリスニングルームで大きなパワーアンプに繋がれている姿よりも、リビングルームのような生活空間の中に溶け込んでいる姿の方が似合うような気がする。

 昨日はSugar邸にお邪魔したのであるが、Sugarさんはつい最近このスピーカーを入手された。仕上げはピアノ・ブラック。とても美しい丁寧な仕上げである。覗き込むと、こちらの顔がしっかり映りこむ。その姿は丁寧に磨きこまれ、周囲の風景がそのボディーに映りこんでいる黒の2ドアクーペといった雰囲気である。

 その佇まいを一目見て「良いスピーカーを選ばれたな〜」という印象を受けた。パッと見派手さはないのであるが、よく見れば見るほど味わい深さが出てくるといったスピーカーで、長く付き合える逸品である。
 
 もちろん、見た目だけでなく音も素晴らしい。リジッドにギュッと締め付けるタイプとは正反対のチューニングで、その開放的で押さえつけられた感じがしない音の質感はとても心地よい。そういう意味では、現代型というよりも、少し古いタイプのスピーカーの性格を引き継いでいるように感じた。

 もちろん、オーディオ的な性能は十二分にハイクオリティであるのであるが、古いスピーカーの持つ開放感というか鳴りっぷりの良さがあるのである。見た目的には淑女的な美しさを有してはいるが、その胸の内には情熱的な熱いハートを持っている。そういう印象を受ける。

 昨日はECMレーベルのジャズを中心に聴かせて頂いた。いつものことながら汲めども尽きないSugarさんのジャズの知識には、敬服するしかない。その曲やアルバムの裏側のさまざまなバックボーンは音楽をより深く聴くうえで重要な要素である。

 Sugarさんはジャズの現場に非常に近い位置にいらっしゃった方なので、スタジオでの生の音も頻繁に聴かれていたようで、オーディオの音を追い込むさいにも、そのときの経験が非常に役立っているようであった。音の正確さやリアリティー感がとても自然に感じられた。

 オーディオ的な快感を優先した追い込みではなく、スタジオでの実際の音を一つの基準として調整されていらっしゃられるという感を受けたのである。そういった一つの基準がしっかりあるということはとても大切なことのように思えた。

 Stella OPUSを中心として駆動系はマランツのCDプレーヤーとSD05という構成である。システム構成は極めてシンプルであるが、それぞれがその持ち味を活かしきった感のある上質な音楽を奏でてくれていた。

 後半はオーディオ的な実験も少しばかりさせていただいた。デジタルケーブルの聴き比べと電源ケーブルの聴き比べを行ったのである。シンプルな構成であるので、その持ち味の違いも分かりやすく、貴重な経験となった。その様子は明日にでも・・・

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