2018/5/26

4456:カルテット  

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 四つの四角い形状のオーディオ機器がQUADRASPIREのオーディオラックの天板に均等に並んでいた。

 個々に見るとそれぞれ個性的な形状をしたオーディオ機器であるが、四つが一所に集まることによって、一つのグループとなり、一つの意思を持っているかのような気がした。

 その四つのオーディオ機器の構成は、CDトランスポートがCEC TL3 3.0 、DAコンバーターがO-DAC PRO、プリアンプがMarantz Model7、そしてパワーアンプがQUAD 405-2である。

 「このCECのトランスポートは、到着してからまだ3日しか経っていないんです・・・」と、チューバホーンさんは話された。

 長年CDトランスポートとして、チューバホーンさんのリスニングルームで活躍してきたSONY MS-1は寄る年波に抗えず、動作が少々不安定になってきていたのである。

 CECのCDトランスポートは、ベルトドライブで有名である。ベルトドライブは、アナログライクな質感の音を奏でそうというイメージがあるが果たして実際はどうなのか・・・興味はつきない。

 Maranzt Model7とQUAD 405-2との組み合わせは一般的には珍しいものだと思われるが、どちらも同じ方が徹底的にモディファイしたものであるので、その相性は随分と良いように感じられた。

 この個性派ぞろいのカルテットが駆動するのはTANNOY CORNER LANCASTERである。15インチのモニター・ゴールドが搭載されたコーナー型のスピーカーは部屋のコーナーに綺麗に収まっていた。

 チューバホーンさんのCDや、私が持参したCDを順番に聴いていった。もちろんすべてクラシックである。

 スピーカーはOLD TANNOYであり、ヴィンテージオーディオに属する。Marantz Model7も1960年代の製品であり、QUAD 405-2も決して新しいとは言えない製品であるが、その音には古臭さはまったくない。

 清澄な音空間にきっちりと音は定位し、空間表現も適切である。CECのベルトドライブのトランスポートは有機的な滑らかさをもたらしているようであったし、徹底的にモディファイされたModel7と405-2はその外観とは別次元の安定感のある音の構成力にしっかりと貢献しているようであった。

 このカルテットは一見、脈絡の無い個性派ぞろいのように見えなくもないが、この空間に集い呼吸を合わせることによって、CORNER LANCASTERを上手く唄わせ、そのイギリス的な魅力を派手な演出をすることなく引き出しているようであった。




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