2018/5/22

4452:終盤  

 物事は思い通りにならないことの方が多いのが世の常である。富士スバルラインを試走した今日も、その法則は当てはまったようである。

 10km辺りまでは、比較的順調に走れていたが、徐々に脚が重くなってきた。前半は抑え気味に走り、後半でペースを少し上げるという計画であったが、後半に入って、ペースを上げるどころか、むしろペースが落ち始めてきた。

 「あれ・・・こんなはずでは・・・」

 気持ちは焦るが、重い脚は回ってくれない。その傾向は走り始めて1時間を経過した終盤でより明らかになってきた。

 サイコンに表示される走り始めてからの平均パワーの数値も終盤で下がってきていた。ゴール手前には斜度が緩む平坦部分がある。

 ここは、ギアをアウターに入れてスピードを上げて疾駆するのが常である。昨年の本番の時にはチームメンバーと協力して走り、40km/h以上のスピードで駆け抜けていったが、今日は単独走であり、さらに向かい風も吹いていた。

 しかも脚はすっかりと疲弊していた。結局30km/hを少し超える程度のスピードしか出なかった。

 平坦エリアが終わるとゴールまでまた斜度が上がる。ほぼ真っすぐに繋がっている道の左側は大型観光バスの駐車場である。

 運が悪いとバスに行く手を遮られることがあるが、幸い今日はそういうことはなかった。気持ちが切れ気味であった私はスパートもそこそこに、この最後の行程を走った。

 そしてようやく走り終えた。ゴール地点でサイコンの小さなボタンを押した。タイムは「1:26:25」と表示されていた。

 予定タイムよりも1分ほど遅かった。前半抑え気味に走っていたのに、やはり後半、特に20kmを走破してからの最後の3.5kmでペースを大きく落としてしまった。

 「う〜ん・・・スタミナ切れか・・・」

 ゴールして、Kuota Khanを立てかけて、その近くに座り込んだ。天気は良く、陽光が降り注いでいたので、予想していたよりも寒くはなかった。

 5合目は多くの観光客でにぎわっていた。関西方面からの観光客らしい男性が近づいてきて「あの道を上ってきたんですか・・・?そりゃ大変でしょう・・・」と声をかけてきた。

 チームメンバーが全員走り終えるまでゴール地点で待ってから、サポートカーが停まっている駐車場へ向かった。

 そして、サポートカーの荷室からリュックを取り出した。その中には防寒着や補給食が入っている。

 防寒着を着用した。ジャージを長袖の厚手の生地のものに替え、レッグカバーをした。さらにウィンドブレーカーを着用して、グローブもフルフィンガータイプのものを取り出した。

 そして駐車場の空いたスペースに皆で座って、補給食を摂った。駐車所からは夏仕様の富士山が見えていた。
 
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 昨年の試走会の時もそうであったが、その姿は「もう少し頑張れ・・・!」と叱咤激励してくれているように感じられた。




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