2006/4/26

curiosity  

 「鶴の恩返し」では、美しい娘に姿を変えた鶴から「決してのぞかないでください。」と言われたにもかかわらず、おじいさんとおばあさんは鶴が機を織るところをのぞいてしまい、その結果鶴は飛び去ってしまった。

 昨日は島田さんから「一晩通電してから聞いてください。」と言われていたのに、好奇心から到着したAntelopuAudio OCXをすぐさま聞いてしまった。その結果、その冴えない効果にがっかりしてしまった。今も昔も人間は好奇心から余計なことをするものである。

 今日は気を取り直し、24時間通電したうえで改めてOCXを試聴しなおすことにした。幸い鶴と違いOCXは飛び去ることなく、リンスニングルームにとどまってくれていた。使用したソフトは「SIBELIUS Symphony No.1 PAAVO BERGLUND指揮Chember Orchestra of Europe」。まず通常の状態で聞き、次にOCXを接続し44.1KHZで同期させて試聴した。

 昨晩とは打って変わって、情報量が増え、音の鮮明度が上がる感じがある。「一晩通電するとこんなに良くなるのか。」思わずOCXの天板に手を当ててみる。ひんやりと冷たいままである。温まったから良くなったということではなさそう。

 気を良くして、次はオペレーション周波数を88.2KHZにしてみる。44.1KHZのときよりも音の立体感が増した印象。空間の見通しもさらに向上。「ということは176.4KHZだともっと良くなるってことか・・・・」ますますのってきた。

 176.4KHZでLOCKさせて同じ第1楽章を聞く。冒頭の木管楽器とティンパニーの音が滲むことなく繊細な表現力をもって演奏され、それに続く弦楽器のシャープな高音が気持ち良い。音と音の隙間の透明度が向上して、音色の変化が微細なところまで把握できる。サウンドステージは高さ奥行きともに広がり、その見通しも良くなる。

 通常の状態で聞いた音の点数を100点とすると、OCXで同期運転した時は120点になる感じがする。OCXの外観については昨日報告したように、どう見ても中国製としか思えないようなチープな感じであるが、その効果の程は、dcs Veronaと比較しても劣ることはないと言っていいと思われる。とすると目をつむって聞けばCP比はバツグンだ。

 どうやらVerona星の引力に捕らえられてその大気圏に突入しそうであったが、それは避けられそうである。




※投稿されたコメントは管理人の承認後反映されます。

コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ