2017/11/24

4273:グレン隊  

 「オーディオショップ・グレン」に着いた時には、周囲はすっかりと暗くなっていた。今は5時になると辺りは真っ暗である。

 灰色の鉄製のドアをノックすると、暗い空間に鈍い音が響いた。ややあって「どうぞ・・・」という声が聞こえた。

 中に入ると「どうも・・・」という感じで三人の方と挨拶した。その三人は、この店のオーナーの小暮さんと、大川さん、グールドさんであった。

 今日は、「グレン隊 第1回」という催しであった。まあ、催しというほどのことではないのであるが、「オーディオショップ・グレン」の常連さんが集まっての試聴会ということのようで、私もメールでお誘いを受けた。

 大川さんとグールドさんとは面識がある。大川さんのお宅には3回ほどお邪魔したことがあるし、我が家にも来ていただいたことがある。グールドさんのお宅には一度お伺いした。

 「オーディオショップ・グレン」は主にヴィンテージ機器を扱うことが多いが、19990年代の製品も結構扱っているようである。

 大川さんもグールドさんも1990年代の製品をメインに使われている。今日は送り出しにその時代のものを使うようである。

 そして、スピーカーは1960年代の珍しいものが入ったので、それを聴いてみましょうということになった。

 オーディオショップ・グレンの広さは15畳ほどであろうか・・・縦長の部屋の短辺側に見慣れないスピーカーがセットされていた。

 それは小さくコンパクトなもので、円柱形をしていた。その「円柱」の高さはそれほどの高さはなく、空間の中にすんなりと納まっていた。

 「これか・・・初めて見るスピーカーだな・・・」そう思いながら、リスニングポイントに置いてある三人掛けソファーの左に腰かけた。

 その「円柱」の意匠は確かにヴィンテージのものであった。円柱の正面にはユニットが二つ見える。

 それらは小さめなユニットが二つ縦に並んでいて円柱の中に小型2ウェイスピーカーが埋め込まれているかのような印象を受けた。

 円柱の天板は大理石のようである。その上に美術品なり花を活けた花瓶を置けば、飾り棚のように見えてしまうかもしれない。

 「このスピーカーはアメリカ製でEMPIRE 8000Pです・・・小さなスピーカーですがなかなか良い製品です・・・」と、小暮さんは紹介した。

 「こういった製品はかなりお洒落な部屋に置かないと活きないだろな・・・」と思いながら眺めた。

 見えているユニットは二つだけであるが、ウーファーは内部に隠れている。実は3ウェイのスピーカーである。今日の主役はこのEMPIRE 8000Pであった。




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