2017/8/5

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 「本機は、ただいまより着陸態勢に入ります・・・」機内のアナウンスが流れ、キャビンアテンダントもそれぞれ所定の椅子に座って、シートベルトを着用した。

 主翼のすぐ後ろの窓際の座席であったので、小さなガラス窓から翼の様子が見えていた。着陸態勢に入ると高度を下げるために、翼の形状が変わった。

 その形状を変化させるための動作音が鈍く響いた。翼の後方へ流れる気流が変化しためであろう、一筋細く白い筋が流れていた。

 台風5号の影響で那覇空港を2時間遅れで飛び立ったANA1777便は、もうすぐ石垣空港へ着く。もうすでに午後7時を回っているのに、空にはまだ明るさが残っていた。

 窓から見える海面が徐々に近づいてくる。そしてランディングの時を迎えた。タイヤが滑走路のアスファルトの上に着地した瞬間の音と振動は、やはり心に安堵感をもたらしてくれる。

 「人間は地に足を着けて生きていくべき・・・」と格言めいたことが頭にふと浮かぶ。

 ささやかな家族旅行・・・2泊3日の石垣島旅行である。羽田空港を12時半に出て、那覇空港までは順調であったが、那覇空港での乗り換えの際、台風5号の影響で機の到着が遅れたようで、2時間空港で待たされた。

 旅行の初日は移動のみでほぼ終わった。石垣空港を出てタクシーに乗り込むころには、空もさすがに夜の闇に8割がた覆われていた。

 ホテルまでは車で20分ほど・・・サトウキビ畑の中の道をしばらく進むと、市街地に入る。その一角にホテルはある。

 チェックインを済ませてから、すきっ腹を抱えて市街地に繰り出した。ホテルから歩いて数分の、炭火焼きの焼き肉も出す居酒屋さんに入った。

 ここで「豆腐ちゃんぷる」「そうめんちゃんぷる」「ミミガーのニンニク炒め」などの一品料理と石垣牛の焼き肉を満喫した。焼き肉はテーブルに運ばれてきた七輪で焼いた。

 どれも美味で、ご飯と合う。小さな店は老夫婦とアルバイトの若い女性の3名で仕切っていた。「もしかしたら老夫婦の孫であろうか・・・」と思ったアルバイトの女性は高校生ぐらいの感じ。

 「夏休みの期間だけ手伝っているのかもしない・・・」そんな風に思われるアットホームな雰囲気にあふれた店であった。

 空っぽであったお腹を満たし、ホテルに戻ると風呂に入ってからすぐさま熟睡態勢に入った。長距離の移動はやはり疲れる。

 明日は旅の本番・・・九州南部は台風5号の影響で大変そうであるが、石垣島は明日、明後日と晴れる予報である。とりあえず一安心・・・




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