2017/3/22

4027:裏ヤビツ  

 ヤビツ峠はローディーに人気のある峠である。私たちのチームメンバー以外にも多くのローディーが挑戦していた。

 上り終えたばかりは体の発熱で暑かったが、その熱は徐々に放熱されていき、時間の経過とともに少し肌寒くなってきた。

 恒例の記念撮影の後、下りに備えてネックウォーマーとウィンドブレーカーを着用した。上ってきた「表ヤビツ」を下るのではなく、宮ケ瀬湖の方へ向かう「裏ヤビツ」を下る。

 この「裏ヤビツ」、「表ヤビツ」に比べ道のコンディションは良くない。かなり狭い所もあり、車だと対向車が来るとすれ違うのに苦労する。

 長い下りを下っていった。今日は暖かい日であるがさすがに標高が高い所は空気がひんやりしている。

 スピードに乗って下っていくと、体が冷えていく。筋肉は冷却されて強張ってくる。カーブの手前ではブレーキングして曲がる方向に体重を傾ける。

 長い下りを下り終えると宮ケ瀬湖が見えてくる。しばし、宮ケ瀬湖に沿って走っていって、湖畔の水の郷商店街に立ち寄った。ここでは様々な食べ物が食べられるが、時間がおしていたのでトイレ休憩のみで帰路を急いだ。

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 帰路は所々で車が渋滞していた。三連休の中日で天気もいい。絶好の行楽日和であり、お彼岸も近いので普段よりも相当車が出ているようであった。

 車が渋滞していて、しかも車と歩道の段差との空間がない場合には、やむを得ず歩道も利用して進んでいった。

 やがて「鑓水」の交差点に達した。ほぼまっすぐで広い野猿街道を走っていき、多摩川にかかる大きな橋を越えた。

 橋を越えると多摩川に沿って続くサイクリングロードを走った。郷土の森公園のところでサイクリングロードを離れた。

 府中街道に達すると東大和方面へ向かう2名は本隊から分離されて、府中街道を進んだ。「府中街道はゆっくり行きましょう・・・」と事前に話していた。

 体は確かに疲れている。走行距離は既に140kmを超えていた。ヤビツ峠の上りでは限界まで追い込んだ。

 「ゆっくり行きましょう・・・」と話していたが、結局いつも通りの快速ペースで走った。長い距離を走った最終盤では妙なテンションが体を支配するようである。

 やがて道は東大和市に入った。もう辺りは薄暗かった。LEDの小さなライトはリズミカルに明滅していた。そのリズムは私の心臓のリズムよりも少しだけゆっくりであった。




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