2016/12/29

3944:MERIDIAN  

 「オーディオショップ・グレン」では、リスニングポイントから見て右手に横長の三段のラックが置かれている。メイプルの色合いの木製で清潔感があるラックである。メーカー製ではなく特注の物のようである。

 普通のオーディオ機器のサイズであれば全部で九つのオーディオ機器が収納できる。いつもはそのラックが満杯になっていることは少ない。

 「うちは在庫はあまり持たないんだ・・・ほとんどが依頼されてから、英国で探すので、店にあるのはほんの一時だけって感じだから・・・」

 小暮さんはよくそう話していた。今日、そのラックの最上段には、Roksan XERXES10が左端に置いてあった。アームはRoksan ARTEMIZ。カートリッジはMC20であった。

 さらに中段の真ん中にはLEAKのPoint Oneがあり、そのすぐ下にはLEAKのSTEREO 20が置かれていた。

 しかし、XERXES10のターンテーブルは回転していなかた。さらにLEAKのペアにもオレンジ色の灯りはついていなかった。

 ラックの最上段の右端にはMERIDIAN 207 MkUが置かれていた。二つの躯体に別れていて、背面を一本のケーブルが繋いでいた。

 MERIDIAN 207 MKUはCDプレーヤー。そのデザインセンスの秀逸さには唸らずにはいられない。プリアンプ機能も有しているので、パワーアンプに接続すれば、駆動系が完成する。

 そのMERIDIAN207 MKUが置かれている下の段にはMERIDIAN205が置かれていた。小ぶりなモノラルパワーアンプである。

 横幅は普通の機器のちょうど半分ほど。縦長の躯体を二つ並べて置くと、ちょうど普通のサイズのオーディオ機器1台分のスペースを占有することになる。

 そのフロントパネルは全面がヒートシンクになっていて、モダンな造形である。このシンプルにしてモダンな造形は潔い。QUAD405にも通じるデザインである。

 「MERIDIAN 207 MKU・・・MERIDIAN 205・・・そして、Spendor SP-1・・・このシステムは、どなたから依頼されたものですか・・・?」

 「そう・・・今チェック中・・・イギリスからは2週間ほど前に着いてね・・・207と205はいつも頼んでいる業者さんに頼んでレストアしてもらって、電圧も100Vに変更してあってね・・・業者から戻ってきたばかりなんだ・・・」

 MERIDIAN 207 MKUを操作するとトレイがすっと開いた。CDをセットしてPLAYボタンを軽く押した。トレイはスムースに戻り、CDが回転する音がかすかに漏れ聴こえてきた。

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