2016/12/24

3939:クリスマスウィーク  

 インフルエンザの症状が出てから6日目にしてようやくベッドの住人から脱した。イージーチェアやソファに座って過ごせるようになった。

 クリスマスイブである今日は陽光降り注ぐ一日で、外の空気は冷たそうであったが、屋内に居ると暖かかった。

 イージーチェアに座れるようになったので、リスニングルームでも時間を過ごせるようになった。是非とも、検証というか作業を進めたいと思っていたことがあった。

 このクリスマスウィークに順次行おうと思っていたのであるが、インフルエンザのウィルスのためにとんでもない1週間となってしまった。当然、その作業は全く進んでいなかった。

 進めたいと思っていたのは、もう一台のMarantz Model7のエージング作業である。そのModel7は音が出ない状態のものを格安で譲っていただき、Hさんにフルレストアを依頼したものである。

 Hさんはオリジナルの部品に拘泥することなく、より性能の良い部品を選択してフルレストアされる。なので、現代版Model7と評すべきものに仕上がっているはずである。

 しかし、そのModel7が真価を発揮するには、80時間以上のエージングが必要とのことであった。そのエージング作業を進める必要があった。

 この悲惨なクリスマスウィークにリスニングルームで音楽が鳴り響くことはなかった。クリスマスイブになってようやく、音楽がこの小さな8畳の部屋を満たす運びとなった。

 レコードラックから取り出したのは、ベートーベンのヴァイオリンソナタ第3番のレコードである。

 ヴァイオリンはカール・ズスケ、ピアノ伴奏はヴァルター・オルベルツ。レコードのレーベルはETERNAである。

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 愛聴盤であるので、その内容の詳細は耳の奥の記憶中枢にしっかりと刻まれているはず。従前は当然以前から我が家にあるModel7を通して聴いていた。

 従前からあるModel7は初期型。この新たなModel7は最後期型である。見た目はほぼ同じであるが真ん中に四つ並んでいるスイッチのノブの色が違う。外観上はそれくらいしか違わないが、中身は相当差があるはずである。

 Oracle Delphi6に搭載されているSME SiriesXはゆっくりと降ろされていった。針先が盤面に到着すると「ぼつっ・・・!」と音がする。少しの間、盤面の音溝をなぞる助走音が静かに響いた。




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