2016/11/21

3905:聖地  

 多摩湖の堤防を渡り終えると埼玉県に入る。先週も通ったルートをたどって国道299号にまで達した。

 先週は国道299号との交差点を左折したが、今日は右折した。国道299号を少し走ってから左側の脇道に入っていった。

 この脇道は県道30号飯能寄居線にショートカットするように走っていて具合が良い。宮沢湖の少し手前で県道30号に合流した。

 県道30号をしばし進んでから「田中」の交差点を左折して、県道172号大野東松山線に入る。するとすれ違うローディーの数が急に増える。

 その大半が「白石峠」への「聖地巡礼」を終えたローディーと思われる。埼玉県在住のローディーにとって「白石峠」は「聖地」なのであろう。

 それはかろうじて東京都であるが埼玉県と境を接しているエリアに住んでいる私にとってもほぼ同じである。

 「白石峠」は「聖地」であり、1年に最低でも3回ぐらいは「巡礼」しなければならない峠である。

 「白石峠」にチームで行く場合、必ず立ち寄るのが「パン工房 シロクマ」である。通称「シロクマパン」は、「巡礼」の前にひと時の憩い時間を与えてくれる。

 「シロクマパン」に行くには、県道172号から脇道にそれないといけない。その脇道を進むと畑の中にそのパン屋はぽつんとある。そのロケーションは実にほのぼのとしている。

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 店の前にはサイクルラックが置かれている。ローディー御用達のパン屋さんで、今日もすでに先客のローディーが数名テラス席に座っておいしそうにパンを頬張っていた。

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 何種類ものパンの中から二つを選択して、ビンに入ったコーヒー牛乳と一緒にいただいた。この後に実に手ごわい「白石峠」が待ち構えていることをしばしの間だけ忘れさせてくれる。テラス席からは穏やかな山の風景が目に入る。木々の葉は茶色く色づき、目を和ませる。

 「パン工房 シロクマ」を後にして、ゆるやかに上っている県道を進むと白石峠の上り口に到着した。辺りは静かである。風もない。時折野鳥の声が響くのみである。

 白石峠に繋がる道は泰然としている。それほど険しい表情をしているわけではない。しかし、これから限界値付近の心拍数で心臓を回転させながらロードバイクで峠道を上ろうとしている私には、その裏に隠された険しい表情が透けて見えていた。

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